愛知揆一の発言 (外務委員会)

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○愛知国務大臣 この点は、いままで何べんとなく申し上げておることと同様でございますから、また繰り返すことになっておしかりを受けるかもしれませんが、新しいことは何も考えておりません。
 御案内のように、安保条約九年前の改定のときから、私自身としても関係を持ってまいりましたが、私自身、その当時質疑の中にもございますように、事前協議というものは協議なのでございますから、そしてこれは条約論からいえば、日本が双務的に提供した基地というものは、本来ならば、考えようによれば使うものが自由に使える。しかし、それでは困るから、日本の意思によってきめるような、いわば条約論からいえば、留保しているのだと私は考えるわけでございます。したがって、そういう協議がございました場合に、イエスと言うこともあれば、ノーと言うこともある。これは私は一貫してそうだと思います。どういう基準でイエスと言い、ノーと言うかということは、先ほど申しましたように、せんじ詰めて、コンピューターにかけて、こういう場合はイエス、こういう場合はノーということの扱い方にするには、本来なじまないものではなかろうかと考えております。
 それから沖繩の問題について、特に条約論を新しく解釈したりなにかしていることはないのでありまして、これは、一連の体系をそのまま沖繩にすなおに適用することがきわめて自然の姿である。これを交渉の基本線に、まず第一ラウンド、こちらの主張を十分説明したところで、現在ペンディングになっておることは御承知のとおりでございまして、これからアメリカ側もいろいろの意見を出してくるでございましょう。そういう場合に、十分向こうさんの意見も聞きながら、こちらの意見も常時言えるようにすることが、私はこれからの外交であろう、かように考えておる次第でございます。

発言情報

speech_id: 106103968X02919690702_005

発言者: 愛知揆一

speaker_id: 34728

日付: 1969-07-02

院: 衆議院

会議名: 外務委員会