外務委員会
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会
会議録情報#0
昭和四十四年七月二日(水曜日)
午前十時十八分開議
出席委員
委員長 北澤 直吉君
理事 青木 正久君 理事 秋田 大助君
理事 藏内 修治君 理事 田中 榮一君
理事 山田 久就君 理事 戸叶 里子君
理事 穗積 七郎君 理事 曽祢 益君
佐藤洋之助君 世耕 政隆君
永田 亮一君 福田 篤泰君
松田竹千代君 毛利 松平君
石橋 政嗣君 木原津與志君
堂森 芳夫君 松本 七郎君
山本 幸一君 伊藤惣助丸君
出席国務大臣
外 務 大 臣 愛知 揆一君
出席政府委員
外務省アメリカ
局長 東郷 文彦君
外務省欧亜局長 有田 圭輔君
外務省条約局長 佐藤 正二君
外務省国際連合
局長 重光 晶君
—————————————
七月一日
委員鈴切康雄君辞任につき、その補欠として渡
部一郎君が議長の指名で委員に選任された。
同月二日
委員渡部一郎君辞任につき、その補欠として伊
藤惣助丸君が議長の指名で委員に選任された。
—————————————
七月一日
世界連邦建設の決議に関する請願(久保三郎君
紹介)(第九五三九号)
同(湊徹郎君紹介)(第九五四〇号)
同(葉梨信行君紹介)(第九五四一号)
同(渡辺惣蔵君紹介)(第九六〇四号)
同(石川次夫君紹介)(第九六七三号)
同(菅波茂君紹介)(第九六七四号)
同(小濱新次君紹介)(第九八一五号)
同(島本虎三君紹介)(第九八一六号)
日米安全保障条約の廃棄等に関する請願(安宅
常彦君紹介)(第九六七五号)
は本委員会に付託された。
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本日の会議に付した案件
国際情勢に関する件
————◇—————
この発言だけを見る →午前十時十八分開議
出席委員
委員長 北澤 直吉君
理事 青木 正久君 理事 秋田 大助君
理事 藏内 修治君 理事 田中 榮一君
理事 山田 久就君 理事 戸叶 里子君
理事 穗積 七郎君 理事 曽祢 益君
佐藤洋之助君 世耕 政隆君
永田 亮一君 福田 篤泰君
松田竹千代君 毛利 松平君
石橋 政嗣君 木原津與志君
堂森 芳夫君 松本 七郎君
山本 幸一君 伊藤惣助丸君
出席国務大臣
外 務 大 臣 愛知 揆一君
出席政府委員
外務省アメリカ
局長 東郷 文彦君
外務省欧亜局長 有田 圭輔君
外務省条約局長 佐藤 正二君
外務省国際連合
局長 重光 晶君
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七月一日
委員鈴切康雄君辞任につき、その補欠として渡
部一郎君が議長の指名で委員に選任された。
同月二日
委員渡部一郎君辞任につき、その補欠として伊
藤惣助丸君が議長の指名で委員に選任された。
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七月一日
世界連邦建設の決議に関する請願(久保三郎君
紹介)(第九五三九号)
同(湊徹郎君紹介)(第九五四〇号)
同(葉梨信行君紹介)(第九五四一号)
同(渡辺惣蔵君紹介)(第九六〇四号)
同(石川次夫君紹介)(第九六七三号)
同(菅波茂君紹介)(第九六七四号)
同(小濱新次君紹介)(第九八一五号)
同(島本虎三君紹介)(第九八一六号)
日米安全保障条約の廃棄等に関する請願(安宅
常彦君紹介)(第九六七五号)
は本委員会に付託された。
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本日の会議に付した案件
国際情勢に関する件
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北
穗
穗積七郎#2
○穗積委員 きょうは外務大臣が十二時から法務委員会に行かれるそうで、時間がありませんので、最近の問題について一、二簡単にお尋ねいたしますから、外務大臣、率直にお答えいただいて、明らかにしていただきたいと思います。
それは、今度の沖繩返還に伴う事前協議の運用の問題につきまして、特に日本の国益と合致する場合にはイエスと言う場合がある。それはいろいろありましょう。その中で、内閣委員会での大臣の御答弁では、朝鮮に紛争が生じた場合、台湾海峡等に紛争が生じた場合には、これは発進について、基地使用についてイエスと言う場合があるというふうに限定して言っておられますね。これは一体どういう意味なのか、この点、もう少しお考えを明らかにしていただきたいと思うのです。
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愛
愛知揆一#3
○愛知国務大臣 内閣委員会でそういうふうに申したかどうか、私、いま正確に記憶いたしておりませんけれども、私は、事前協議というものは起こらないような場合が一番理想的だと思うのです。同時に、これは観念的にこういう場合があろうか、こういう場合があろうかということをせんじ詰めてみることは、性格上なじまないものではないだろうかという私の気持ちを、いつも率直にお答えいたしておるわけでございます。御質疑の関係等からお答えしましたことが、いまおあげになりましたようにとられた面があるのかもしれませんけれども、私としては、特に地域を限定してどうこう、あるいはどうするといったことを断定的に申したつもりはございませんし、私の気持ちは、いま申しましたような気持ちでございます。
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穗積七郎#4
○穗積委員 それでは他の場所における発言をとらえないで、ここでお尋ねしましょう。六〇年の新安保条約審議の前後から、六条交換公文による事前協議権については、そのうち、特に第五条との関連で、日本の作戦行動の義務が発動する危険のあるような米軍の日本基地からの発進は、これをチェックする、したがって、戦争に巻き込まれる心配はないということを強調されたわけですね。その場合には、日本基地を発進に使う、戦闘作戦行動に使うことについては、むしろこれをチェックする、ノーと言う、それが歯どめになっているということで、国民に安心をさせて、これが軍事同盟的な性格を持って、アメリカの作戦行動から巻き添えをくって日本が戦争に巻き込まれるという危険はないのだ、こういうことを強く主張されたわけですね。それが今度沖繩返還に伴って、日本領土内になった基地からの発進について、向こうは自由使用を希望しておるようである。しかし、それでは通らぬというので、自由使用ではなくて、いまの安保条約一般、すなわち、事前協議そのものの適用の中で、ノーもあればイエスもあるのだ、特にイエスもあり得るのだということを非常に強く強調されておるわけですね。それは何を基準にしてイエスと言うか、ノーと言うか、そのことを明らかにしていただかぬというと、これはあってなきがごときものですね、事前協議権は。その点をはっきりしていただきたいと思います。まず、その原則からはっきりしていただきたいと思います。
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愛知揆一#5
○愛知国務大臣 この点は、いままで何べんとなく申し上げておることと同様でございますから、また繰り返すことになっておしかりを受けるかもしれませんが、新しいことは何も考えておりません。
御案内のように、安保条約九年前の改定のときから、私自身としても関係を持ってまいりましたが、私自身、その当時質疑の中にもございますように、事前協議というものは協議なのでございますから、そしてこれは条約論からいえば、日本が双務的に提供した基地というものは、本来ならば、考えようによれば使うものが自由に使える。しかし、それでは困るから、日本の意思によってきめるような、いわば条約論からいえば、留保しているのだと私は考えるわけでございます。したがって、そういう協議がございました場合に、イエスと言うこともあれば、ノーと言うこともある。これは私は一貫してそうだと思います。どういう基準でイエスと言い、ノーと言うかということは、先ほど申しましたように、せんじ詰めて、コンピューターにかけて、こういう場合はイエス、こういう場合はノーということの扱い方にするには、本来なじまないものではなかろうかと考えております。
それから沖繩の問題について、特に条約論を新しく解釈したりなにかしていることはないのでありまして、これは、一連の体系をそのまま沖繩にすなおに適用することがきわめて自然の姿である。これを交渉の基本線に、まず第一ラウンド、こちらの主張を十分説明したところで、現在ペンディングになっておることは御承知のとおりでございまして、これからアメリカ側もいろいろの意見を出してくるでございましょう。そういう場合に、十分向こうさんの意見も聞きながら、こちらの意見も常時言えるようにすることが、私はこれからの外交であろう、かように考えておる次第でございます。
この発言だけを見る →御案内のように、安保条約九年前の改定のときから、私自身としても関係を持ってまいりましたが、私自身、その当時質疑の中にもございますように、事前協議というものは協議なのでございますから、そしてこれは条約論からいえば、日本が双務的に提供した基地というものは、本来ならば、考えようによれば使うものが自由に使える。しかし、それでは困るから、日本の意思によってきめるような、いわば条約論からいえば、留保しているのだと私は考えるわけでございます。したがって、そういう協議がございました場合に、イエスと言うこともあれば、ノーと言うこともある。これは私は一貫してそうだと思います。どういう基準でイエスと言い、ノーと言うかということは、先ほど申しましたように、せんじ詰めて、コンピューターにかけて、こういう場合はイエス、こういう場合はノーということの扱い方にするには、本来なじまないものではなかろうかと考えております。
それから沖繩の問題について、特に条約論を新しく解釈したりなにかしていることはないのでありまして、これは、一連の体系をそのまま沖繩にすなおに適用することがきわめて自然の姿である。これを交渉の基本線に、まず第一ラウンド、こちらの主張を十分説明したところで、現在ペンディングになっておることは御承知のとおりでございまして、これからアメリカ側もいろいろの意見を出してくるでございましょう。そういう場合に、十分向こうさんの意見も聞きながら、こちらの意見も常時言えるようにすることが、私はこれからの外交であろう、かように考えておる次第でございます。
穗
穗積七郎#6
○穗積委員 基準、原則がなくてイエスと言ったり、ノーと言ったり、アトランダムに原則を変えては困るのですよ。これは基準、原則があるべき問題でしょう。もし事前協議にかけた場合に、イエスと言う場合もあればノーと言う場合もあり得るという、非常に不確定なことであるならば、イエスと言った場合に、一体その及ぼす影響というものは、特に五条との関連で重要な事態に発展していくわけですね、日本国民としては。そうでありますならば、アトランダムにその場その場できめていくんだというようなことで、はっきりした原則がなければ、これはおかしいではありませんか。事前協議権の問題は、私はくどくど言いませんけれども、六〇年前後の国会審議の中で、これはもう厳格に日本が戦争に巻き込まれる心配はないんだ、あるいは戦争に加担することはないんだ、こういうことで、はっきりしておるわけでしょう・それがイエスと言うこともあり得るんだということでぼやかして、不確定な、その場その場になって決定するのだということはおかしい。私は、はっきりした基準、原則というものがなければならないと思うのです、イエスと言う場合もあり得るという点を今度特に強調される以上は。あなたの御答弁のほうがおかしいと思うのですね。そうお考えになりませんか。
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愛知揆一#7
○愛知国務大臣 これはケース・バイ・ケースによって、日本の安全を守るために必要であるという場合、これを想定しておけば十分ではないか、かように考えます。そもそも、私どもは、安保条約というものが、アメリカの帝国主義世界戦略体制の一環として日本人がかり立てられるんだというような発想はとっておりませんことは、たびたび申したとおりでございます。その気持ちによってケース・バイ・ケースに運用する、そのように考えることが最も妥当であると思います。
この発言だけを見る →穗
愛
穗
穗積七郎#10
○穗積委員 この問題は、特にポスト・ベトナム、すなわち、ベトナム以後の極東、アジアにおける情勢分析と、それから日本の外交の路線等の関係が一番重要な関心事だと思うのです。その中で見たときに、特にベトナム以後、朝鮮半島の問題が身近に焦点になってきているわけです。そういうことでありますならば、前の朝鮮戦争のときに、南朝鮮、韓国というものは日本の防共の緩衝地帯であるというような議論も、政府あるいは自民党内部において出たことがあるのです。外務大臣は、朝鮮におけるそういうトラブルが再発したときに、そのことに対する日本の立場というものをどういうふうにお考えになっておられるか、これを具体的にちょっと承っておきたいと思うのです。非常に重要なことでございますから……。
この発言だけを見る →愛
愛知揆一#11
○愛知国務大臣 私は、朝鮮半島にトラブルが起こらないように——たとえていえば、韓国というところが経済的にもだんだん力がついてきた。民心も一安定してきている。国民としても自信を持ってきておるというような状態は、一九五〇年代とはだいぶ様子が違ってきておる。かように考えておりますので、朝鮮半島の緊張は起こらないように、この上ともつとめるべきではないかと思います。
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穗積七郎#12
○穗積委員 起きないことは、だれしも日本国民は望んでおるでしょう。ところが、起きた場合のことを聞いておるのです。外交的にいえば、朝鮮の五八年の停戦協定以後、まだ国連安全保障理事会の侵略国規定、あるいは在韓米軍が国連軍の旗を持っている。こういうことは外交上未曾有なことなのです。いまだにそれが続いておる。それにピリオドを打つことに日本政府はどういう努力をされたでしょうか。これはあたかも朝鮮問題の再発を予期した準備行動のようなものですよ。これから明日からの軍縮会議に臨むのに、第四次防衛計画は、沖繩返還以後の情勢にたえ得るためというので、第三次防衛計画の倍以上の予算を組もうとしておるわけでしょう。これは自己矛盾もはなはだしいと思うのです。いまの御答弁からすれば……。したがって、私は、何を望んでいるかではない、そういう問題が起きる可能性が客観的にあり得るわけです。そのときに、至近の距離にある日本の米軍基地からの作戦行動の発進に対して、イエスと言うのか、ノーと言うのか、聞きたいのです。
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愛知揆一#13
○愛知国務大臣 私は、理想としては、事前協議というようなものが起こらないことが望ましい。自然、そういう気持ちでございますから、観念的にいっても、その幅というものは、できるだけ少なく、幅狭く考えて一きたいものだと考えております。
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穗積七郎#14
○穗積委員 それでは、沖繩返還に伴って、いままでの米軍の果たしておった軍事的な効用、それを削減しないことが必要である、その中心は核基地と自由使用の問題でしょう。特に重要な朝鮮問題等が危険な状態になってくれば、そのときに、一体その削減をしないということを特に強調されるのは、どういう意味でしょうか。軍事基地の軍事的効用なんてものは、いまのあなたの路線からいえば、問題にするのがおかしいくらいでしょう。アメリカにかわって、日本政府は盛んに、ここが固有の領土ではなくて、極東の基地であるといったり、その果たしておる軍事的効用というものは、これは高く評価せざるを得ない、それを頭に置いて返還問題は考えなければならぬ、その中からいまの事前協議権の運用問題が出てきておるわけですよ。イエスが強調されておるわけですね。そうであるならば、問題は、一体ベトナムのときには、日本基地から出ることが——沖繩は飛び石でございますから、それは実際は出たでしょうけれども、それが直接の発進ではないというエクスキューズがあったわけですね。沖繩返還後におきましては、事態は身近な朝鮮半島、しかも飛び石はない・そういうことになりますと、いまのイエスと言う場合もあり得るという点の強調が非常に耳にかかるわけです。しかも朝鮮紛争というものが拡大した場合に、日本の安全に一体どういう影響を与えるかという御認識を聞きたいわけです。起きた場合のことですよ。起きた場合を想定していろいろな準備をしておるでしょう。
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愛知揆一#15
○愛知国務大臣 起きた場合といっても、そこはまことに観念的な問題でございまして、これを予想して、先ほど申しましたように、コンピューターにでもかけてやってみたところで、全く予想もしないことも起こるかもしれない。私はそういうものだと思うのです、この国を守る守り方というのは。こういう場合はどうだ、こういう場合はどうだと突き詰めていってみたところで、しょせんこれは、私のことばでいえば、なじまない問題じゃないかと思います。要するに、ただいまも再々御指摘ですけれども、私も再々お答えしておるように、施政権が当方に返れば、憲法はもちろん、あらゆる条約もあらゆる法制も、すなおにそのまま特別の定めなくして沖繩に適用されるというのが、ほんとうの施政権返還だと思います。したがって、残ります基地につきましては、その施政権返還の瞬間から、安保条約に基づいて、日本が提供する基地というものに相なるわけでございますから、そこに事前協議がかかる。従来の自由使用とは全く性格が異なるものになる。これが私は望ましい姿であるということを再々申し上げておるわけでございます。
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穗積七郎#16
○穗積委員 その願望はわかっています。そのことを聞いておるのではなくて、朝鮮並びに台湾に武力紛争が起きた場合に、沖繩を含む日本基地から米軍の発進の必要性の問題ですね。それと日本の安全との関連を伺っておるわけです。逃げないで、具体的にあなたの考えを聞かしていただきたい。
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愛知揆一#17
○愛知国務大臣 朝鮮や台湾に対しまして、従来といいますか、施政権返還前の沖繩の基地ならば、これは自由にどこへでも行けるわけでございますが、返還後にはそうはなりません。そしていま申しましたように、今度はそれから先、どこの地域でどう起こったか、何かということを仮定的に幾らお尋ねがありましても、私はそれはお答えするになじまない問題であると思います。ケース・バイ・ケースによってきめることのほうが国益でございます。その国益とは何ぞやといえば、日本国民の安危に重大な関係がありと認定されたときであります。これは従来からしばしばお答えしておったとおりでございまして、それ以上にはお答えはできません。
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穗積七郎#18
○穗積委員 こういうことがあるわけですよ。事前協議に発進の問題がかかったときに、日本の安全に関係ありと判断した場合には、これはイエスと言う。それじゃ具体的に朝鮮または台湾において再び武力紛争があった場合には、これは日本の安全に関係があるとごらんになるかならないかを聞いておるわけです。いかがでしょうか。問題は具体的ですよ。
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穗
愛
愛知揆一#21
○愛知国務大臣 そのケースというのは、具体的−に起こりましてからの問題である、私はかように考えております。あらかじめこういう場合はどう、こういう場合はどうとお問いになりましても、私にはお答えはできません。
この発言だけを見る →穗
穗積七郎#22
○穗積委員 一般的にそれは考えられるでしょう。ベトナム戦争が日本の安全、自衛に関係があるか、朝鮮戦争あるいは台湾紛争というものが日本の安全と自衛に関係があるかないか。私ども関係ないと思うのです。そんなものは他国のことですよ。日本の自衛と安全に何ら関係ない問題でしょう。これは両方とも国内問題ですから、それに対して日本が——どのような事態になろうと、これは、北朝鮮なり中華民主主義人民共和国なりが日本に対して武力的な侵略を企てるという事態がない限り、朝鮮半島、台湾における武力紛争というものは、たとえ起きたといたしましても、それは日本の自衛と安全に関係のないことである、私はこう考えるわけですが、外務大臣はどうお考えでございましょうか。
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穗
愛
穗
穗積七郎#26
○穗積委員 そうすると、その場合は、日本の安全と自衛に重大な関係がある場合とない場合とあり得る。ない場合もあるが、逆にいえばある場合もあるんだ、こういうことですか。
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愛知揆一#27
○愛知国務大臣 それが、ですから私先ほど来申しておりますように、こういう場合、こういう場合と観念的に申しましても、お答えするのにはなじまない、かように私考えますものでありますから、最初にお答えしましたように、従来から申し上げていることにそれ以上新しくつけ加えて申し上げることは、現在私としてはできませんということを、くどいようでございますが、申し上げているわけでございます。
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穗積七郎#28
○穗積委員 おかしいですね。自由発進についてイエスと言う場合もあり得るんだ、戦闘行動発進についてイエスと言う場合もあり得るんだと言っておきながら、そしてそれは国の安全に関係する場合だ、日本の自衛または安全に関係する場合だと言う。それでは、いま問題になりつつある朝鮮半島、台湾等において武力紛争が再開された場合に、それは日本の安全と自衛に関係があると考えておるか、ないと考えておるかと聞いておる。お尋ねするために、私どもは、そんなものは関係のないことである、それを外務省はどうお考えですかと言ったら、それはケース・バイ・ケースでわからぬというわけでしょう。そういうことになれば、それが起きた場合に、ない場合もあれば、ある場合もある、こういうことでしょう。逃げる必要はないじゃありませんか。なぜお逃げになるのですか。
この発言だけを見る →愛
愛知揆一#29
○愛知国務大臣 私は一つも逃げてはおりませんで、穗積さんのおっしゃるような、何といいますか、私に言わせようとなさることは、私は言えないだけでありまして、私は逃げているわけではございません。
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