穗積七郎の発言 (外務委員会)
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○穗積委員 それじゃ少し順を追うて具体的にお尋ねをいたしましょう。あなたのほうから御報告いただければこういう手順は必要ないわけですけれども、やむを得ません。
、実はこれは大臣に率直に申し上げておきますが、今国会の冒頭の時期におきましては、昨年来の国会で論議されましたように、沖繩返還に伴う日米安保体制の内容について、核つきまたは自由使用つき、その範囲は日本の自衛のみならず、極東の安全についても日本が積極的な協力をする、そういう変質が行なわれるのではないか、すなわち、日本国民から見るならば、新安保条約の規定の内容にない、または当時政府が方針として明らかにいたしました態度について変質が行なわれて、そうして新たなる軍事的義務をアジア、極東において日本が負う、あるいは負わされる、こういうことを危惧しておったわけですね。その当時には、これらの問題については、やがて話をしてみなければわからぬから白紙だと言われた。ところが、今国会においては、だんだんそれが、断定的には言われませんでしたけれども、核つき・自由使用というものはある程度認めざるを得ない——ことばは別ですよ。事前協議の運用におけるイエスでも、自由使用と同じ結果を第五条との関連で持つわけですから、そういう意味で言っておるわけですから、ことばにとらわれないでお聞きください。ところが、国内あるいは沖繩における圧倒的な世論の要求するところは、核抜き・自由使用反対、こういう要求が強くなってまいりましたので、政府は急遽ここで態度を変えて、核抜き・本土並みだ、こういうことを言われたわけだ。ことばにおいては大きな変化があり、それで安心ができるようでありますけれども、実は中身においては、日本の国民に向かっては核抜き・本土並みだと言っておりながら、実はアメリカ側との実際の話し合いあるいは運営におきましては、これは核つき・自由使用容認というのと同じ結果になるのではないか、これが圧倒的ないま国民の中で話題になっている心配でございます。そこで、そういうことに対して、はたしてその心配が妄想による心配であるのか、そうではないのか、これをわれわれとしては明らかにする必要がある。
そこで、まず第一にお尋ねいたしますが、アメリカ側の最終的な意見あるいは政府全体の意見であるかないかは刑として、いままでの折衝、昨日までの折衝の間に、現在沖繩にあるアメリカの核基地、これは核つきで本土並みで返還をしても、これは現在あるものであるから、事前協議の対象、すなわち配置の変更にはならない、現状のままであるから。新たに追加するときは別だ。けれども、現状のままであるならば、これは配置の変更ではないから事前協議の対象外ではないかという考えがアメリカ側にあるようですが、その点についてはそういう事実があったかないか、これが一点。もしあったとすれば、また将来出る可能性がある場合には、この態度について、日本は当然断固たる態度でノーと言うべきであると思いますが、その二点について、つまり、アメリカ側の意向の有無、第二は、それに対する日本政府の態度、この二点についてまずお尋ねいたします。