穗積七郎の発言 (外務委員会)

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○穗積委員 アメリカがどういう時期にどういう意向を示そうが、現存する沖繩の核基地は完全にすべて撤去せしめる、これは日本政府の基本原則であり、最後の交渉の段階をも含めまして、譲らない原則である、こういうことがいま示されたわけでございまして、そのとおり貫いていただきたい。
 次にお尋ねするのは、中国の核保有、開発の問題と関連をして、それだけではありませんが、この中国の脅威の問題については、日米間で多少の評価、認識の相違、食い違いがあったように報道されておりますが、それはまたの機会にいたしましょう。いずれにいたしましても、それらを主たる理由にして、有事の場合における核持ち込みの可能性、これは向こう側の特に軍部を中心とし、あるいはまた国会のタカ派の諸君を中心にして、なかなか譲りがたい主張があるようです。これにはとどのつまり、最後になっての折衝のときの有利な条件の一つにしようという、いわば取っておきの戦術であるかもしらぬという推測が一部に流れておりますが、いずれにいたしましても、この問題は一部においてはなかなか頑強な要求であろうということが、アメリカの軍事優先のいまの外交政策から見ますと、われわれもそう簡単に考えるわけにはいかないというふうに思うわけです。ですから、有事持ち込みについてのいままでの経過と、それからもし将来をも含めまして、有事持ち込みの要請がありました場合を含んで、それに対する日本の最終的な原則といいますか態度、これを伺っておきたい。そうでないと、これはかご抜けになるわけですから、核抜きの看板に偽りが生ずるわけでございましょう。一番大事なのは有事の場合なんですね。発進行動に対してイエスを認めること、あるいは核持ち込みに対して事前協議にかけてイエスを与えること、この一番心配するのは有事の場合なんですね。ですから、その有事持ち込みに対して、いままでの経過と向こう側の意向、それから今後の問題を含めまして、それに対する日本の態度、これを伺っておきたいと思います。

発言情報

speech_id: 106103968X03419690801_012

発言者: 穗積七郎

speaker_id: 15879

日付: 1969-08-01

院: 衆議院

会議名: 外務委員会