愛知揆一の発言 (外務委員会)

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○愛知国務大臣 一番基本的な姿勢ということがお尋ねの主眼であると思いますので、いささか抽象論になるかと思いますけれども、日本外交の一番の目標というものは、私はよく平和への戦いということばを使いますけれども、一口にいえばそういうことではないかと思います。
 それには二つの命題といいますか、目標があるのではないか。一つは国際緊張の緩和ということであり、それからもう一つは、ただいまもお話がございましたが、いろいろの意味で日本の力が充実してきた、それに伴っての国際的な責任の自覚ということではなかろうかと考えるわけでございます。そういうことを基本にいたしまして、先般本会議場でも申しましたけれども、四本の柱が立てられるのではなかろうか。一つは、体制を異にする、いわゆるイデオロギーを異にするような国をも含めて、各国との友好関係を切り開いていかなければならないということが一つの柱ではなかろうか。それから一つの柱は、やはり南北問題の解決に対して積極的な努力をすることではなかろうかと思います。もう一つの柱は、従来からもいわれておったことでありますが、国連外交といいますか、特にこの面におきましては軍縮を中心にした日本らしい努力の推進、これが一つの柱ではないだろうか。もう一つの柱はいろいろの点で、これは経済の面も文化の面も、あるいは技術の面も、あるいは当今いわれておる世界的な新しい社会問題の解決というようないろいろの分野があると思いますけれども、日本のいろいろの面で持っているものを国際協力の場に押し出して、国際的に大いに協力を惜しまない。これはよく経済協力の面だけが取り上げられがちでありますけれども、ほかの面におきましても国際協力の積極的な努力という面がこれから大いにあるのではないだろうか。大体以上の四つの柱を中心にして考えてまいりたい。そこから二国間あるいは数カ国間、いろいろ具体的な問題を解くかぎをそういう基本的な心がまえの中で求めていくべきではないだろうか。基本的には以上のように考えておるわけでございます。

発言情報

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発言者: 愛知揆一

speaker_id: 34728

日付: 1970-03-06

院: 衆議院

会議名: 外務委員会