曾禰益の発言 (外務委員会)

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○曽祢委員 そこで私どもは、先ほども申し上げたように、情勢が去年の暮れごろから非常に変わって、政府が調印をしないと発効が近くなる。調印の前にも、実はあとで申し上げるように、いろいろ政治レベルの折衝をすべきではなかったかという点であの調印に追い込まれたことをいかぬと言いました。そのとおりに考えておりますが、それはそれとしてこれからやはりどうしても、条約そのものについても政府の声明にも触れているように、この条約がへんぱなものであってはいけない。つまり、核兵器保有国による真剣な核軍縮への努力が少なくともなされなければならない。それから、非保有国に対する安全保障について、従来やった以上にさらにもっと安全保障の道を確かなものにすることによって非同盟諸国なんかを加入させるように努力しなければいかぬ。
 それからまた、この条約が二十五年では長過ぎるとか、いろいろな問題がありますね。しかし、ぎりぎりのところで、そういう政治的な問題とともに、わが国が一番重大に考えてがんばらなければならないのは、平和利用に対して不当な——軍事利用にいかないように保障するという名のもとに、不当なまた不平等な干渉があってはならない。つまり査察問題、保障措置に関する問題の一番の中心中の中心だと思うのですね。もしこれについて十分なる安心が得られない限りは、わが国としては他のいかなる理由があっても、この問題だけでも、この条約に対する批准はすべきでない、こういうふうに考えますが、その点に関する政府の決意はいかがです。

発言情報

speech_id: 106303968X00219700306_114

発言者: 曾禰益

speaker_id: 12807

日付: 1970-03-06

院: 衆議院

会議名: 外務委員会