田邊誠の発言 (社会労働委員会)

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○田邊委員 いま大臣は、国会の意思がその間に働いて、衆議院において法律修正がなされたという事実について明快な答弁がないと私は思うのであります。いま何か日雇健保の財政上の問題としてたいへんな赤字がかさむという事態を、何らかの措置でもって乗り切らなければならぬ、そのために、本意ではなかったけれども擬適についてこれを廃止をするという挙に出たのだ、こういう話がありましたけれども、一体国会の中で、これは行政運用でやってきたものを本来の法律適用に直そうという、こういう意思が働いておるという事実は、私は財政運用の問題とは本質的に違うと思うのであります。いままで非常に不安定な立場にあった大工、左官等の人たちに対して、日雇健康保険のいわば本来持つ意味というものを公に認めようじゃないか、こういうのが法律適用にしようとする一つの大きな要因だろうと私は思うのです。このことの意味を全然抜きにした措置というのはとらるべきでないと私は思っているのでありまして、財政問題は別として、法本来が持つ意味合いからいって、擬適を法律適用にしようという考え方に対して、あなたは一体どういうふうにお考えでございますか。これが修正に対して、あなたは本委員会を通過した際に、その趣旨に沿って運用することに意思表示があったはずであります。したがって、そのあなたの当時における意思表示と、今度の擬適廃止という、いわば行って帰るほど違うそういう措置に対して、あなたは一体矛盾を感じておらないのかどうか、この点に対してひとつお答えいただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 106304410X02319700610_004

発言者: 田邊誠

speaker_id: 14363

日付: 1970-06-10

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会