内田常雄の発言 (社会労働委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○内田国務大臣 話がだんだん入ってきますが、財政問題ももちろん大きい問題であります。財政問題があるから——保険というのは金を集めて、そして事故のあった方に支払うわけでありますから、集まる金がないのに——これは国からも御承知のように何十%かの国庫負担も入ってくるわけでありますが、それと保険料を足したのでは保険給付ができなくなってきておりますから、それはもはや財政上の状況といえば財政上の状況でございます。それがもちろん第一でございますが、もう一つは、やはり負担の公平といいますか、不公平、不公正の問題というようなものもありまして、法律に書いてありますように、いまの二十六円あるいは二十円という日額の保険料というものは、日額の所得を四百八十円前後という前提においてきめられた保険料でございます。しかし、現状におきましては、医療保険制度といいますか、医療の発展に伴いまして保険給付は多くなる一方でございますし、また経済の発展につれまして、擬制適用の方々の所得も四百八十円前後ということではなくてふえてきておりますので、それに相応する保険料を出していただかないことには、本来の、本チャンのほうの失対事業の対象になるような日雇い労務者の方々の安い保険料による保険給付というものが維持されなくなっているというようなことは、私は、財政問題であると同時に、もう一つは広く社会の公正、正義の問題から考えなければならない、そういう点もございます。

発言情報

speech_id: 106304410X02319700610_017

発言者: 内田常雄

speaker_id: 13196

日付: 1970-06-10

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会