吉兼三郎の発言 (建設委員会)
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○説明員(吉兼三郎君) 都市局関係におきましては、お手元の資料にございます昨年の十二月十二日付をもちまして都市計画中央審議会に三件ばかりの建設大臣からの諮問が発せられたわけでございます。
一つは、下水道の整備のための方策に関するもの、次に市街化区域におきますところの土地区画整理事業によりますところの計画的な市街地の整備のための方策に関するもの、最後には駐車場の整備のための方策に関するもの、以上の三つの諮問につきまして本年の八月十四日に答申をいただいたわけでございます。
この答申の内容につきましては要旨の欄に要点だけを掲げておきましたが、まず下水道の整備の問題につきましては、最近の公共用水域の汚濁が非常に激しいものになってきております、著しいものになってきているというふうな昨今の情勢を受けまして、こういった河川等の公共用水域の総合的な水質保全対策を緊急に立てなければならない、そのためには下水道事業の整備をおいてないというふうな認識のもとに、答申におきましてはまず下水道の整備のあり方としまして、従前のような個々の市町村がばらばらに下水道を整備しておったんでは効果、能率があがらない。したがいまして流域総合下水道計画というものを策定する必要があるというようなこと、それから新しい情勢に対処いたしまして第三次下水道整備五カ年計画を発足させる必要がある。そのためには思い切った財源の確保が必要であるといいますこと、それから昨今の公害対策基本法の関係のいわゆる企業者負担というふうな思想を、やはり下水道におきましても取り込んでいく必要がある。こういうことから工場排水等につきましての企業者の費用負担についての考え方を明確にすべきであるというようなこと、その他関連いたしますこと等はたくさんございますが、以上申し上げましたようなことを中心にいたしました答申をいただいたわけでございます。建設省といたしましては、この答申を受けまして十分に検討いたしました結果、来年度の予算並びに新しい五カ年計画の要求をいたしておる次第でございます。
次は市街化区域におきます土地区画整理事業でございますが、御案内のとおり新都市計画法の市街化区域設定の作業が、年内を目途に逐次その整備がはかられつつあります。この市街化区域が設定されますと、当面十カ年内に当該区域の計画的な町づくりを達成しなければならないというふうなことに相なるわけでございます。いろんな公共施設の整備を計画的、効率的にはかっていく、そういうためにもいわゆる当該区域の面的な開発事業を推進しなければならないことはもちろんでございます。その面開発事業をいたします際におきましていろんな手法がございますが、土地区画整理事業というものが一番効果的であるという観点から、この土地区画整理事業をいかに効果的に、能率的にやって−いくかというふうなこと、それから従前とかく土地区画整理事業は非常に着手から竣工まで時間がかかるというふうな批判もございますので、そういう批判に対しまして、いかに立ち上がりましてから短期間に事業を仕上げるというためには、事前に十分な調査をいたしまして、その調査の結果、密度の高い調査の結果に基づきまして事業に入るというふうなことも考える必要があるというふうなこと、それから区画整理事業の財源措置等の問題についても適切な答申をいただいた次第でございまして、これを受けまして来年度の都市局関係の市街地整備の予算要求をいたしておるような次第でございます。
最後には駐車場の整備のための方策につきましては、駐車場のあり方につきましてあらためて今日の時点におきましていろいろ御検討いただき、駐車場の計画的整備をこれからいかにやっていくべきかというふうな基本的な考え方、それから整備の推進にあたりましてのいろんな財政的な援助方策、並びに駐車場の各事業主体ごとの整備の分担の考え方というようなことにつきまして答申をいただいたような次第でございます。以上はなはだ簡単でございますが、都市局関係の御紹介を終わります。