曾禰益の発言 (外務委員会)

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○曽祢委員 中国問題はこれで一応締めくくりますが、最後に私の申し上げたことをもう一ぺん申し上げさしていただきたいのですが、一たび新しい情勢に基づく前向きの中国政策——それは基本において北京政府を国連に迎える、北京政府が中国の代表者である、こういう基本に立ちながら、しかし条約等のこともあって、われわれはこういう問題を必ずしもバイラテラルな話では非常に困難がある、そういうときに、従来政府が国連の場における中国代表権問題をいわば肩透かしといいますか、やっていたのですが、そうではなくて、私はむしろ国連のコンセンサスを求めて、そこから一つの突破口というと語弊がありますが、進展へのきっかけをつかむというくらいな積極性を持って、国連の場を使うというような積極性を持つのがいいのではないかという考えでございます。その点についてもぜひひとつ十分な考慮をされることを希望しておきます。御返答は要りませんが。
 そこで第二に、先ほどどなたか同僚委員からの御質問があった点ですけれども、実は、アメリカ軍のわが国からのいわゆる縮小といいますか、この問題について伺いたいと思います。
 先ほどの応酬を聞いておりましたが、まだ固まっておらないからというお話でございますけれども、私はこれも非常に重大な一つの方向だと思うのです。わが国の安全保障のあり方から見まして、やはり基本的にいま直ちに日米安保条約を破棄するということの危険、プラス・マイナス等を考えますと、私は安保条約のメリットはある。しかし、駐留の形式、基地の使用等については大きく変わっていかなければ、安全保障の約束そのものがむしろ空洞化されるというか、日米間の離間の問題にすらなっていく、こういう意味でいゆるニクソン・ドクトリンといいますか、わが国の駐留も減らしていくということは基本的には健全な方向だと思うわけです。こういう意味で単にまだはっきりした向こうからのあれじゃないというようなお答えでなくて、こういったような駐留軍の撤退、減少、そうしてこの基地を平時の駐留をほとんどなくして、そうして一種の有事来援といいますか、必要なときには共同使用するというような方向を基本的に外務大臣はどういうふうにお考えであるか、まずこれを伺っておきたい。

発言情報

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発言者: 曾禰益

speaker_id: 12807

日付: 1970-12-04

院: 衆議院

会議名: 外務委員会