愛知揆一の発言 (外務委員会)
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○愛知国務大臣 まず前段の香港での会議でございますけれども、これは随時こういう会議をやっておりますので、特に時節が時節でございますだけに注目を浴びたと思いますけれども、これは毎年一、二回恒例のようにしてやっておることでもございます。これは相互の情報の交換を主としたやり方であります。やはりできるだけ政府としても的確に情報の分析をし、あるいはそれに基づいた意見の交換をするということでございますから、私としてもその会議の結果を十分一つの参考として検討いたしたいと思っております。
それから二番目のお尋ねでございますが、これは実は私としてはまだきめておりませんで、新聞の報道によりますと具体的に名前、官名をあげて、こうこういう人たちが何月にアメリカに渡ってどうこうということが報道されておりますけれども、まだそういうことを具体的にきめておるわけではございません。ただ、これはアメリカに限らず、この節は各国ともずいぶん外交活動も活発でございまして、政策、情報等の担当者が随時協議し、話し合っていることは、ほかの国との間にも相当活発に行なわれております。もちろんアメリカとの間にも、従来ともに情報の交換や分析は相当活発に行なっておる。これは御案内のように他の国々との間にもこういうことはやっておりますから、自然その中で中国問題等についての話し合いといいますか、こういうふうに出ますけれども、そもそも日本としては、主体的に外交政策の指針というものはきめるべきものでありまして、最近の各国相互のやり方も、いわば事務当局間の情勢の分析とか意見の交換とかいうことは活発にやる必要がございますけれども、政策の決定はあくまで別個にやるべきものでございまして、かりにいま報道されているようなことが行なわれるんだといたしましても、中国問題について、あるいは国連における態度についてということを主題にして、そこで政府の基本姿勢をきめるとかあるいは政府の基本姿勢をまずきめて持っていってアメリカと折衝する、そういうような態様のものではございませんし、またさようであってはいけないのではないだろうかというのが私の基本的な考え方でございます。