西銘順治の発言 (外務委員会)
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○西銘委員 基地周辺で枚挙にいとまのないくらい傷害暴行事件が相次いで起こりまして、これが裁判制度の上で軍事裁判でさばかれまして、その判決が非常に公正を欠いておりまして、これが結局遠因となって今度のコザの暴動事件になったと思っております。したがいまして、この抜本的な解決はあくまでも裁判権を移管することが欠くべからざるものでございますから、これが七十二年復帰、あと一年半しかございません、実現されるかどうか。けさの現地の民政府当局の見解を見ましても、憲法上不可能であるということがいわれておるのであります。したがって、次善の策としてこれを琉球列島の管理に関する大統領行政命令の十節、この中で、民政府裁判所に刑事裁判権と民事裁判権が付与されておるわけでございますけれども、これは当事者が琉球人である場合が除外されているわけでございまして、それさえ改廃できれば、陪審員の構成を沖繩人を入れることによって裁判の公正を期することができると思っておるのでございますが、要はそういうこまかい議論は別といたしまして、もう一年半しかございません、早急にこの事態を円満に解決し、そういう事件が二度と起こらないように、続発しないように当局の外交努力を要望いたしたいのであります。
同時にわれわれが心配いたしますことは、これが複雑かつ膨大な施政権返還に伴う作業に大きな影響を与える、また毒ガス撤去に対する安全性の確保、早急なガスの移送等について支障を来たしたら、これはたいへんなことになるということで非常に心配をいたしておりますので、その点、毒ガス撤去とこの問題とをからませずに、早急に毒ガス撤去について当局の努力を要望いたしまして、私の質問を終わることにいたします。