愛知揆一の発言 (外務委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○愛知国務大臣 まず第一点ですが、率直に申しまして、そういうふうに私の報告をお聞き取られになったとするとたいへん残念でございまして、私は、こういう事件は捜査に付されているわけでありますから、こちらに施政権がある状態ではございませんし、また捜査の結果損害の状況、その他が、私がいまここでいままで集めました情報や調査によって御報告すれば、こうと申し上げたわけでございますから、捜査の結果当局が調べたことで損害の件数、その他が違うことがございましょうということを留保して申し上げたわけでございまして、その後の措置について言及していま言ったことと別なことを言うかもしれぬということは全然ございません。
 それからコザ事件の状況は、先ほど申しましたように、現に全員釈放された由でございます、と御報告申し上げておきました。これも私が権限をもって釈放したわけでも何でもございませんから、さように間接的に御報告申し上げた次第でございますが、事案の大部分は、琉球警察が現に捜査に当たっているものと私は承知いたしております。そしてこれが米軍系統のほうに行くということは、私は万々ないかと思います。しかし、御案内のように、最初の発端になったことは、加害者が米軍人であったわけです。それからその後にいろいろ起こった事件については、沖繩の人がまた調べられる対象になるわけですから、これは当然琉球警察の捜査権が発動する、現にそうであると私は了解いたしております。しかし、あくまでも本土の警察権による捜査等ではございませんから、内容の事実関係等については、あるいは今後若干の訂正をして御報告をしなければならぬことがあろうと思いますが、それは事実関係だけでございます。
 それから、あとの問題は、率直に申し上げますが、いま返還協定について、裁判権の問題をしさいに点検して、完全にこちらに移行するようにいろいろとやっておりますので、その中でやはりこういう問題も一環として取り上げるのが筋じゃないかと私は思います。具体的のコザ事件につきまして、今後とるべき措置につきましては、米側においても何か沖繩県民の方々の要請にこたえ、そしてまた日本政府の累次の申し入れと申しますか、相談に対して、何らかのよい知恵が出ないものかということを米側でも考えておるということは、申し上げることができますが、的確に、これを廃止するとか廃止しないとかいうところまで、まだそこまでの段階ではございません。そういうことになりますと、率直に申しまして、事柄の性質上結論には相当の時間がかかると思います。一方、返還協定のほうもどんどん進んでおりますから、それらとにらみ合わせてひとつ御理解をいただきたいと存じます。

発言情報

speech_id: 106403968X00319701224_027

発言者: 愛知揆一

speaker_id: 34728

日付: 1970-12-24

院: 衆議院

会議名: 外務委員会