大石武一の発言 (公害対策特別委員会)
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○大石国務大臣 ただいま加藤委員のお話しのありました航空基地周辺の騒音のことにつきましては、大体おっしゃるとおりのことと思います。航空機の大型化とかあるいは発着回数の増加とかいろいろなことによりまして、その騒音が基地周辺の住民に非常な迷惑を与えていることは確か、そのとおりだと考えております。そして、それに対して、公共的な施設、学校とかあるいは病院のような一部に対しましては、ある程度の国の対策も立てられておりますけれども、一般の国民につきましては何らの対策のないのが現状でございます。まことに残念なことで、ほんとうに相すまなく思っている次第でございます。そういうことで、これは何とかする責任がございます。お話しのとおり、国のほうでこれに手当てをする何らの政策なり法律がございませんために、県とかあるいは市のような地方自治体に対しましていろいろと負担を負わしている、これは確かでございまして、まことにすまなく思うのであります。行政というものは、国だけでやってよろしいものでもなければ、県だけでやる、市だけでやるものでもございません。国から県、市町村というものが全部一本になりまして、総合的に強力な施策を行なうことが正しい筋かと思うのでございまして、どこで特に責任を負わなければならぬということは申す必要もないと思いますけれども、とにかく現段階では県や市においてある程度のめんどうを見さしておる、これは住民にとっては多少欠陥なことでありますが、国としてもまことにすまなく思います。そういう意味で、われわれも何とかしてこれに対処しなければならぬと考えておるわけでございますが、何せ航空機の騒音というものは、これを規制する基準というものがいま、世界じゅうどこでもございませんで、非常にむずかしい問題でございます。そういうことのためにいままでは手をつけられなかったと思うのでありますが、これは手をこまぬいておるわけにまいりませんので、御承知のように、環境庁といたしましては、中央公害対策審議会にお願いいたしまして、この騒音を規制する一つの環境基準をつくりたい、こういうことを願いまして諮問をいたしておるわけでございます。実はもう二十三日にこの答申が出てまいります。これは環境基準というほどのりっぱなものではございません。何せ世界的にそのような基準がどこにもございません。われわれが率先してつくるわけでございますが、初めからそう大きなものはできませんが、何とかして多少でも規制し得るような指針と申しますか、そういうものはきめたいと思いまして、あした答申を受けることになっておるわけでございます。ですから、その詳しい内容についていま申し上げるわけにまいりませんけれども、大体は、御承知のように、音を制限すれば一番いいわけでありますが、いまの段階では音の制限はできません。そうしますと、音のあることによって、具体的には、たとえば飛行機の発着回数をどうするか、夜間の飛行はどうしたらいいかとか、あるいは民間に対してはどういうような防音の施設の手当てをしたらいいかというようなことが大体内容となると思いますけれども、そういうものにつきまして、多少でも地域住民の方々に対してお役に立つようなことを進めてまいりたいと考えておる次第でございますが、詳しい内容は、あした答申を受けますので、きょうはひとつ、この辺でごかんべん願いたいと思います。