太田康二の発言 (農林水産委員会)
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○太田(康)政府委員 いわゆる中和剤の問題でございますが、中和剤が魚に対してどういう影響を与えるかということにつきましては、私のほうの東海区水産研究所で行なった試験の結果がございます。一般的に、中和剤を散布いたしますと、海水の表面に浮上いたしております油分を一時的に乳化、分散するという効果はあるわけでございますけれども、やはり中和剤によりますところの魚介藻類への毒性及び着臭というような問題があることは十分承知をいたしております。したがいまして、今回のような場合、これは後ほど海上保安庁のほうからお答えがあるかと思いますが、中和剤を使うことのメリットとデメリットの問題があるわけでございまして、私どもといたしましては、緊急やむを得ざる処置として中和剤を使うということは、今回のような場合にやむを得なかったと思います。しかし、一応一段落をした段階におきましては、これは漁民の方々からも強い要望があったことも事実でございまして、私のほうは海上保安庁に対しまして、もう中和剤等を使わないようにしてもらいたいという申し入れをいたしております。現に海上保安庁のほうでも、特定のところを除いては使ってないというふうに聞いております。
それから、中和剤の中で拡散型のものと沈降型のものがあるわけですけれども、今回の場合には拡散型のものがほとんど用いられたようでございますので、これは私どもの現在実施いたしております漁場環境への影響調査の結果を見ないとわかりませんけれども、そういった意味では漁場への影響は、沈降型のものはあまり使っておられないようでございますので、まあ影響は少なかろうというふうに、これはまだあくまで推定でございますが、考えております。