須賀貞之助の発言 (農林水産委員会)

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○須賀政府委員 お答えいたします。
 流出油が流れた場合の除却方法といたしましては、平穏な海上の場合は、オイルフェンスをもちまして油をできるだけ囲いましてこれをできるだけ吸い取る、残りの油やフェンスの外に流れました油に対しましては処理剤あるいはむしろ、吸着剤といったようなものを使用して除却するということでございますし、荒天のためにオイルフェンスが使えないといったような場合には、処理剤によって除却するよりしようがないということで、一般的な方法として関係者の間で浸透しておるわけでございます。
 この件は四十年の五月に室蘭港におきましてハイムバルト号が火災事故を起こしまして、二十八日間燃え続けたということもございますし、その後英仏海峡におきますトリー・キャニヨン号事件もあったわけでございますので、こういうことにかんがみまして、われわれのほうでいろいろ研究した結果、こういう措置ということになっておるわけでございます。不幸にして今回新潟港におきましては特に強風のために船も事故を起こしたということでございまして、オイルフェンスそのものにつきましてなかなか思うにまかせなかったということで、油処理剤を使用したわけでございますが、これも新潟という人口四十万の大都市の目と鼻の先でございまして、人家の密集したところから百数十メートル、テトラポットから約三十メートルというところに多量の油が流出したということで、先ほど申しましたような火災事故といったものが非常に懸念されたという緊急の事態であったわけでございますので、新潟にあるだけのフェンスあるいは処理剤といったものでは足りないということで、急遽全国から集めて、そのうちの約三万かん足らずをこれに充てたという緊急やむを得ない事態であったわけでございまして、その後濃厚な油の流出がとまりました八日以降におきましては、これは処理剤を使用していないわけでございます。
 そういうわけでございまして、今回相当の処理剤を使用したわけでございますが、そういった緊急非常やむを得ないといった場合であるわけでございますので御了承願いたい、こういうふうに考えるわけでございます。

発言情報

speech_id: 106705007X00419711223_029

発言者: 須賀貞之助

speaker_id: 7867

日付: 1971-12-23

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会