岡安誠の発言 (公害対策特別委員会)
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○政府委員(岡安誠君) 私のほうから、実は四十六年度におきまして、黒部市、それから神通川の流域におきまして、玄米の中にどれだけカドミウムの量が含まれているか、それからその土壌中にどれだけカドミウムが含まれているかという調査を細密調査という予算をもちましてやりました。その結果が一応出ております。それを御報告申し上げたいというふうに考えております。
まず、黒部市でございますが、この細密調査の対象面積は二百五十ヘクタールでございまして、先生お話のとおり、二・五ヘクタールにつきまして一点というような割合でもって調査をいたしたわけでございます。玄米中の濃度でございますが、検体数が集計されましたのが百十九点でございます。そのうち、カドミウム濃度の最高のものが一・二一PPMということでございます。最低が〇・〇三PPM、平均いたしまして〇・四七PPMということになっております。そのうち、一PPM以上のカドミウムが玄米中に発見されました点数は一点でございます。それから〇・四PPMから〇・九九PPM、要するに一PPM未満でございますが、その検体数が七十五点ございます。残りは〇・四PPM未満ということになるわけでございます。
それから土壌中のカドミウムでございますが、その土壌中に含まれますカドミウムの量の最高のものが一六・四PPM、それから最低が一・一五PPMでございまして、平均いたしますと三・六一PPMということになっております。これはまあ、こういうふうに分類するかなかなか問題がございますが、大体一PPMのカドミウムが玄米中に含まれるというのは、通例の場合、その十倍の濃度のカドミウムが土壌中にあるという、こういうのが通例でございますので、そういうことで申し上げますと、土壌中に一〇PPMのカドミウムがあった点数が百十九点のうち四点ございます。それ以外が一〇PPM未満ということになるわけでございます。以上が黒部市でございます。
それから面積でございますが、大体これから土壌汚染防止法によりまして地域の指定にかかるわけでございますけれども、いろいろ関係その他を調べまして、現在県におきまして検討中でございますが、一つは、二・五PPMの土壌というものをあらわすとしますと、大体一PPM以上の玄米が生産されたたんぼというのは一点でございますが、二・五ヘクタール前後ということになろうかというふうに考えております。
それから神通川でございますが、神通川につきましては、七百三十ヘクタールにつきまして調査をいたしました。その検体数が玄米につきまして二百九十二点出ております。二百九十二点のうち、最高のカドミウムの含有濃度を示しましたものが二・三四PPMでございます。最低が〇・〇五PPMということで、平均が〇・五八PPMになっております。そのうち、一PPM以上の検体数でございますが、一PPMを越えたものが四十六検体でございます。それから〇・四PPMから〇・九PPMまでのものが百二十五検体、あとが〇・四PPM未満ということになっております。それから土壌中のカドミウムでございますが、これは黒部市のほうとは違いまして、非常に土壌中のカドミウムが低いにもかかわらず高いカドミウムが玄米中にあらわれるというような傾向がございます。先ほど申しましたように、一対十というような傾向ではございませんで、申し上げますと、土壌中に二PPM以上あったというのが一点でございます。それから一PPMから一・九PPM、二PPM未満のカドミウムの量が土壌中から検出されました点数が五十五点でございます。あとが一PPM未満しか土壌中から発見されなかったということで、これは黒部市と違いまして、特異の相関関係と申しますか、関係を持っているということで、今後この関係は究明しなければならないというふうに私どもは考えておるわけでございます。
面積でございますが、これもまだ確定等は県が急いでおりますけれども、かりに一PPM以上の玄米が発見されました点数四十六に二・五ヘクタールを掛けますと百十五ヘクタールということになるわけでございます。
以上が現在わかったところでございまして、現在、県は、これの資料を基礎にいたしまして、土壌汚染防止法に基づきます地域指定その他の確定をいたしたいということで作業を進めておるという段階でございます。