羽生田進の発言 (社会労働委員会)
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○羽生田委員 ところが現在のわが国の福祉政策は、どちらかといいますと社会福祉のほうに重点を置かれておる、いわゆる保健福祉のほうが軽んぜられておる。車の両輪といいましたけれども、保健福祉のほうが車が小さくて社会福祉のほうが車が大きい。したがってどうしても命よりもお金のほうが優先するような現在の政治が行なわれているように私は思うのです。その一例が健康保険問題、いわゆる健康保険というのは、これはあくまでも医療費の支払い制度なんです。したがって医療行為が行なわれた後になって健康保険制度というものがあるいは健康保険というものが考えられるべきなんです。ところが現在は健康保険が優先しちゃって、命が、医療面があとについていく。そのいい例が中医協等におきますいわゆる医療行為の点数の決定というような、あの決定権が中医協にある。要するにお金のほうを優先して、がまぐちが先行して、命を守る医療制度がそれに追従していく、いわば本末転倒であると私は思うのですが、これらについてひとつぜひお考えをいただきたいと思うのですが、私どもが実際に患者を見ている場合には、特に若い人たちが死に直面いたしますと、家族の者たちが、お金は幾らかかってもいいのだ、ぜひなおしてほしい、助けてくれ、健康保険で使えない薬でも、どんな高い薬でも使ってくれといって、お金よりも命のほうが大切なんだ、これは人間のほんとうの叫びだと思うのですが、現状はそうでない。これに対して私は非常に不満を持っておるわけですが、これについてお伺いし、また将来の御見解をお伺いをしたいと思うのです。