羽生田進の発言 (社会労働委員会)

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○羽生田委員 そこで私、先ほどからも生命尊重ということを盛んにお願いしておって、特に保健福祉、社会福祉の二本立てでということでお願いしておったのですが、その生命の尊重という意味におきまして、憲法で保障されております国民の健康を守るあるいは命を延長する、ライフエクステンション、あるいはほんとうに命を守るというような行政が実はばらばらじゃないかという気がするのです。
 一例をあげますと、生まれてから学校へ行くまで、あるいは幼稚園へ行くまで、これは厚生省が保健管理をしているわけです。学校へ入りまして大学を終わるまでは文部省が健康管理をしておる。学校を終えますと、今度は労働省が相当この健康管理というものに対してウエートを占めてきている。特に産業方面に行きますと、これは労働省がほんとうに指導しておる。そして定年退職あるいは老人になりますというと、また厚生省へ戻ってくる。そのほか、公害的な病気になりますと環境庁がこれは健康管理をするとか、その他各省各庁でそれぞれやっておるわけなんですが、何かばらばらというような感じがするのです。健康診断にいたしましても、母子手帳は厚生省が出す。学童の健康診断等は文部省がやっておるというような形で、また就職その他になりますと労働省がやるというような形で、これもばらばらなんですが、何とか命を守るということをもっと真剣に考えるならば、命というものに対して所管するところの、保健省とかりにいうわけですけれども、こういうようなものを独立さしてつくるべきではないか。特にこれからほんとうに福祉行政をやっていこうという時代ですから、ぜひひとつ保健省というものを新設する。各省各庁にまたがっております、国民の命を守り健康を保持し、増進もするというようなことを特に集めて保健省でやっていく、こういうような考えはないかどうか。これは特に総理大臣にお聞きをしたかったところなんですが……。

発言情報

speech_id: 107104410X04219730717_021

発言者: 羽生田進

speaker_id: 5713

日付: 1973-07-17

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会