玉置一徳の発言 (懲罰委員会)

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○玉置委員 私は、民社党を代表いたしまして、田邊誠君の動議に賛成をし、稲村利幸君の動議に反対の討論を行ないます。
 国会が言論の府であり、議員の自由な発言が保障されてこそ初めて成り立つものであることは御承知のとおりでありますが、そのことはまた少数党の意見の尊重につながるものだと思います。
 そこで、もちろん、その裏には議員の自制というものは当然求められることでございますけれども、私はこの際考えなければならないことは、まず第一に、いろんな物価の高騰その他につきまして、土地の問題を含めまして、現下非常に反社会的な行動あるいは社会的に望ましくない事犯が非常にたくさんあるということについて、私たちはそのことを率直に認め、そして小林君の発言のような背景があることを率直に認めなければならないと思います。
 と同時に、私たちは荒舩さんがということばにありましたように、政治家に自制をすべき点がまた存在することも頂門の一針として深く肝に命じなければならないと思うのであります。
 と同時に、たとえ多少の行き過ぎがありましても懲罰というものには非常に慎重でなければならない。これはかつて大東亜戦争その他の際に西尾先輩その他の諸先輩が時の軍部の横暴をいさめて発言したことに対して、除名をもって懲罰に付したことがございますが、いまから振り返って考えてみれば、そのことの誤りをお互いに深く反省するものであります。
 かような意味におきまして、よほどのことがない限り稲村さんのような懲罰を科することは、深くわれわれは戒めなければならないと思います。そのことはあるいはまた国会の秩序の、少数党の言論の抑圧にそのままつながるのではないか、こういう感じがいたします。
 かような意味におきましても、ただいま案件になっております本事案につきましては、稲村利幸君の動議に反対をし、田邊誠君の動議に賛成をするものであります。
 終わります。(拍手)

発言情報

speech_id: 107104780X00819730623_015

発言者: 玉置一徳

speaker_id: 24901

日付: 1973-06-23

院: 衆議院

会議名: 懲罰委員会