大出俊の発言 (内閣委員会)
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○大出委員 いまの御答弁は聞こえぬところもございましたが、大体半分ぐらい承った限りでは、民間のこの年末に来ての動向から見ると、いろいろ出てきている、その民間の動きは、三公社五現業に大きな影響がある、しかし、いま労使双方が交渉中であって微妙な段階だ、しかし一般的にいえば、つまり大出君の言うこと、いまこういう表現をお使いになりましたが、民間がどんどん出ていくということになると、当然そのことを考慮した決着になるだろう。いまお出ししますとおっしゃっているのではない。一般論として大臣の答弁は、民間がどんどん先行型でことしの年末の異常な物価上昇を反映してこの金額がふえてきている、よくそれを把握したい、そっちがふえれば大きな影響がある、だから三公社五現業のほうも、そこらは考慮した結果になるだろう、私としては、微妙な段階にあるから、民間のそういう資料を的確に把握したい、いまこういうお話でございます。ですから、微妙な表現ではありますけれども、民間の出方が大きく響くことはお認めになっている。いわゆる当事者としての政府、使用者としての政府という立場と、あるいは行政機関としての政府の立場があるわけでありまして、そういう意味で非常に微妙な段階だ、だから現状把握をもっと的確にしたい、こういうことでございますから、だから、わからぬわけではない、こういうことになります。
そこで、このあたりで少し小坂さんに承りたいのでありますが、私はたいへんなインフレだと思っている。ここでインフレであるかないかをあらためてやりとりする気はない、時間がないから。だが、答えていただきやすいようにものを承りますけれども、たいへんな物価の上昇、この点はお認めになると思う。
まず、どのくらい物価が上がっているのかという点、資料を、私、経済企画庁に請求をいたしましていただいております。いただいておりますが、小坂長官から、大体どのくらいの物価上昇に、消費者物価、卸売り物価と二つございますが、今日なっているのかということを、実は念のために聞いておきたい。
理由を申し上げます。ここに「昭和四十八年度の経済見通しと経済運営の基本的態度」という、経済企画庁立案に基づく冊子がございます。四十八年一月六日でございまして、これは閣議でおきめになった。この中に何と書いてあるかといいますと、卸売り物価というのは、一部市況商品価格の騰勢に落ちつきが期待されているから——騰勢、つまり上がっていくのが落ちついてきた。それが期待されているから、前年度比二・〇%程度の上昇になるものと見込まれる。卸売り物価は二・〇、こうあなたはここに書いておられる。それから諸般の物価対策を強力に推進することにより——これは政府かやるのですよ。推進することにより、消費者物価のほうは、前年度比で五.五%程度の上昇にとどめるようつとめる、こうなっている。四十八年度は、卸売り物価は二%である。そして消費者物価は五・五%の上昇におさめるようにつとめる、間違いなくこうなっている。これは一月六日の閣議決定、まだ今年の年のうちでありますが、どのぐらい実際いまのところ物価が上がっているのかという点、ひとつお答えをいただきたい、念のために。