大出俊の発言 (内閣委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○大出委員 たいへん忙しい大臣だと思いますから、あまり長い質問は避けますけれども、国民全体から見て、きのう、きょう、おとといあたりから大きな騒ぎであります。それは、いまお話がありました国民生活という面から見て、大きな騒ぎが起こっているわけであります。
 そこで、この石油のみならんやというお話なんですが、たとえばナフサの五〇%値上げ通告がございますね。このナフサの五〇%値上げ通告というのは、幾つか例をあげれば、溶剤、染料、塗料等に使うベンゼンだとか、トルエンだとか、キシレンだとかという方向にすぐ響く。あるいはアンモニア一つとらえましても、これはナフサでありますから、尿素であるとか、あるいは化成肥料、硫安。これなんかも中国との長期契約を本年から結ぶはずだったのでありますけれども、おそらくこれもできないのじゃないかという気がする。規制をされていけば、硫安なんかは減ってくるに違いない。なくなれば、生産が縮小されていけばコストが高くなること、これまた間違いない。そうなれば、それは価格に転嫁していくに違いないという問題がどうしても出てくる。これは合成樹脂の分野なんかでも同様でありますし、あるいはエチレンだとかオキサイトだとか全部関係が出てまいります。あるいはアルキルベンゼンだとか、いま合成洗剤なんというのも、家庭の主婦にとってたいへんな、すでにさっきおっしゃったある意味のパニック現象が起こりかけている。洗剤なぞすでに買い占める奥さん方がだいぶふえている。いま、こういう事情にあります。こういうふうなものをほんとうの安定供給ができるのか、価格凍結ができるかというのが一つの大きな問題である。
 これは言えばきりがありませんが、そういう点を、まずもって国民生活の安定ということを中心にお考えになるなら——いま国民経済、国民生活、これらの安定確保ということで法律をおつくりになりたい、こういうお話なんでありますが、ひとつ承りたいのですが、そういった国民生活の分野で具体的にどうやるかは関係各省庁で御相談なさる、それはそれでいいとして、つまり価格を押える、凍結をする、上げない、ここに結びつけられるのかどうか。どうしてもそこまでやる、こういうお考えでないと、私は困ると思うのですけれども、そこのところを、公取の委員長さんのほうからは、価格規制をやれということで、石油消費の削減により全工業製品の価格急騰が予想されるので、現在、準備中の石油対策緊急立法には、全工業製品の価格規制ができるようなものを含めるべきだ、こういう意見を公取の側からも言っている。そこらのところを含めまして、どう一体考えていけばいいのかという点をお答えいただきたい。

発言情報

speech_id: 107104889X05319731116_023

発言者: 大出俊

speaker_id: 17168

日付: 1973-11-16

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会