大出俊の発言 (内閣委員会)

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○大出委員 そこが、ちょっとわからぬのですけれども、具体的な中身はいいですが、方向だけははっきりしてくれぬと困る、発表なさったのですから。
 そこで、承りたいのですが、秩序ある生産と配給、そういうシステムをつくるというわけですね。そして価格面で異常なもうけをしたような、これは企業になるのですか何になるのですかわかりませんが、これは国家に還元をしてもらう方法を考える。ただ、それは物統令的なものではないというのですね。いまある法律からいえば、買占め売惜しみ防止法みたいなものが一つある。物統令がありますけれども、その方向はとらないとおっしゃるのですから、そうすると現在ある法律というものは、買占め売惜しみ防止法。これも言ってみれば、最後に物価調査官が調べる、その立ち入り検査を拒否すると罰則があるという程度のもので、実効はない。灯油にしても、どんどん上がっている。紙にしても、凍結することを九日の閣議できめたが上がりっぱなし。パニック状態を起こさないようにとおっしゃったって、きのう私のところの家内がちり紙を買いに行ったところがないのです。これはやたら買いに行く。小さなうば車みたいなものに一ぱい積んで帰ってきて、途中でこわれて道路にころがるというようなことまでやって騒ぎになっていたわけですから、私の家の周辺だって。時に政府は、特に通産省は、そういうことはしないでくれ、紙はあるのだからとしきりに言っていた。だが、そういうことをしないでということでやっていた人たちは、私の家の周辺なんかはいまだにないのです。買ってきてあげましょうと言ったときに買っておけば奥さんよかったじゃないですかというようなことを隣近所の人が言う。そういう状況に現在なっている。それも単価はすでにたいへん上がってしまっている。これはずいぶん不当な話であります。小売り店がかせいでいるとばかり思えない。そういう実情が現にある。
 買占め売惜しみ防止法というものはある。そうすると、いま小坂さんが言われるようなことをやろうとするのだとすれば、しかもそれが物統令というようなものでないのだとすれば、外国にも例はあるが、一体どんなことをお考えになっているのか、大筋だけでもおっしゃってください。

発言情報

speech_id: 107104889X05319731116_025

発言者: 大出俊

speaker_id: 17168

日付: 1973-11-16

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会