橋口隆の発言 (物価問題等に関する特別委員会)
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○橋口(隆)政府委員 いまお話がありましたように、物価上昇あるいはインフレというのは社会心理が非常に影響するところが大きいのは、われわれも全く同感でございます。
現在、庶民一般に、なるべく金を物にかえておいて、そしてそれで将来に備えようという動きがあるということも、否定はできないと考えております。それにつきましては、仰せのとおり、政府の施策が非常におくれたということも否定できないだろうと思います。われわれもそれを非常に痛感しておるのでございます。したがって、現在財政金融政策をはじめとして、あるいは緊急輸入であるとかあるいは投機の仰制、そういうあらゆる手段を発動してやっているわけでございますが、まだこれから打つべき手段が幾つも残されていると思うのです。
その中でいま一番問題になっておりますのは、国鉄料金の値上げを中心とする公共料金をどうして押えるかという課題でございまして、物価庁の経済企画庁の立場からすれば、一切の公共料金は押えていきたいというのが偽らざる心境でございますけれども、しかし、それ以上に国鉄再建というような非常に重大な政策要因をかかえておりますので、どうしてもそれを優先させようというのが政府の考え方でございまして、われわれもそれに従わざるを得ない。そういうことで、国鉄運賃だけは真にやむを得ないからこれだけは上げて、あとの公共料金はなるべくストップしていこうというような方針でいまいるのでございます。
しかし、やはり政府が断固とした決意を示して、将来インフレは必ず克服してみせる、インフレにならないようにする、こういうような強い決意を表明して、それにふさわしい政策、手段を行使するということは、これからどうしても必要だろうと思います。ちょうど私どもの長官も御承知のようにOECDに行っておりまして、世界的な課題としてインフレ対策についての話し合いを持ち帰ってくる予定でございますから、また長官からも、それにつきましては決意を表明する時期があろうかと思います