田中角榮の発言 (本会議)
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○国務大臣(田中角榮君) 商品投機を招いた政府の責任及び産業構造の転換等に対して、まずお答えをいたします。
木材、大豆、繊維などの市況商品につきまして価格の高騰が見られますので、先ほどから述べておりますとおり、過剰流動性対策を含む各般の施策を講じておるわけでございます。
なお、政府は、経済社会基本計画においても明らかにいたしましたように、輸出優先の経済構造から、国民福祉指向型の経済構造へ転換をはかることが基本的に必要であると、このように考えておるわけでございます。このために、経済成長の成果が一そう社会のすべての階層に行き渡り、国民がひとしくゆとりと潤いのある生活ができるように、社会保障の充実や生活関連社会資本の整備などを推進をし、豊かな自然環境の確保などにつとめてまいりたい、このように考えておるわけでございます。
投機の規制立法等につきましては、先ほどから間々申し上げておりますように、現在の事態に対しては、基本的には行政措置で対処したいという考えでございますが、いずれにしても、買いだめ、売り惜しみ等によって暴利を得ようとするような行為は、これを排除するために、あらゆる角度から適切な措置をとらなければならぬことは申すまでもないわけでございまして、これらの行政措置を補完する意味での立法措置につきまして現に検討を進めておる次第でございます。
第三点は、商品取引所の改革にメスを入れよというような具体的な問題でございますが、商品取引所制度は、商品の価格の形成、取引の公正化をはかり、商品の生産及び流通を円滑にすることを目的としておるわけでございます。政府としましても、この目的を達成するために、従来から商品取引所の運営の健全化につとめてまいったわけでございます。さらに、この制度の基本的なあり方につきましては、現在産業構造審議会の場において、広く有識者を集め、調査審議をいたしておるのでございますが、この結論に基づいて制度の改善をはかってまいります。
また、価格騰貴の著しい商品につきましては、これまでもきびしい規制措置を講じてきておるのでありますが、今後の価格の推移によっては、他への影響も配慮しつつ、立ち会い停止の処分を含む万般の対策を機動的に講じてまいるつもりでございます。
第四については、関係閣僚から答弁をいたします。(拍手)
〔国務大臣愛知揆一君登壇、拍手〕