原田昇左右の発言 (運輸委員会)
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○原田政府委員 ただいま御指摘のとおり、昨年五月から七月にかけましてカーフェリーの事故が相次いで発生しましたことにかんがみまして、昨年八月、これらの事故の教訓をもとにいたしまして、新しいカーフェリー安全対策を運輸省として策定、実施いたしまして、カーフェリー事業者が安全運航に徹した経営体制を確立するようにいたしておるわけでございます。
具体的な内容といたしましては、特に昨年の事故の原因が、現在までわかっております。たとえば三十八隻について見ますと、運航の過誤によるものが二十九隻で、機関機器の整備点検、取り扱い不良によるものが六隻、相手船の過失によるものが三隻ということになっておりまして、そのほとんどが人為的な誤りによるものと推定されるわけでございます。
したがって、海上保安庁、関係局と相談いたしまして、このカーフェリー安全対策では、特に設備の改善、それからカーフェリーターミナルの施設の安全確保ということを徹底的に通達をいたしまして指導いたしておりますが、それより増して重要な問題といたしまして、運航管理体制を強化するということ、これには運航管理のチェックあるいはダイヤの再検討等を含みまして考えております。さらに、運航管理者の研修をやりまして、教育訓練を実施する、それから乗り組み員の乗務体制を強化するという線で、乗り組み員の操練の励行をするとか、あるいは救命艇手の制度を充実するとか、海上交通安全関係法令の指導強化、これは海上保安庁がいろいろ衝突予防法あるいは海上交通安全法等の規定に基づきまして指導をする、それから指導監督体制の強化として、船舶検査官、船員労務官、運航管理担当官、海上保安官の体制を強化いたしまして、立ち入り検査とか乗船指導監査とか乗務監督が十分な回数行なわれるようにいたしたわけでございます。
こういうことによって最近では事故が急激に減っておるわけでございますが、なお私どもとしては、こういう措置を徹底的に実施するように、安全対策を強化するようにつとめてまいりたいと思います。