吉田法晴の発言 (内閣委員会)
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○吉田委員 この間からの質疑を聞いておって、やはり皇室の尊厳あるいは紀元の問題についても、総務長官は厳粛な問題と言われました。のぞくべからずではございませんけれども、ああいう考えを聞いておって、やはり干犯すべからずという、明治憲法のことばを思い出し、知らず知らずの間にそういう考えになられるのではないかといった感じがするのです。
これは、前にも聞いたことがございますが、ちょっといま見出せませんけれども、「帝王と墓と民衆」という三笠宮殿下の御著書がございます。偶然このごろまたある雑誌がこの本を引き合いに出して、三笠宮とだれかの対談がございました。今月号に載っておるのですが、そこで私ども、やはり同じように、この本もときどき引き合いに出るなという感じがするのですが、人間天皇になられ、自分たちも自由に町へ出ることができるようになった、そのときに、自由に町へ出られての食事等もたいへんおいしかったということがございました。ところが、それがだんだんそうでなくなって、警備も厳重に、だんだん昔に返りつつあるということについての若干の嘆きもこの中に書いてございます。そうしますと、皇族自身の中にも、あるいは皇室にもあるのじゃないかということが考えられますが、こういう点については、これはどう考えられますか。