瓜生順良の発言 (内閣委員会)
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○瓜生政府委員 外国のほうからは、まあ、日本の天皇も元首相当というふうに見ておるようであります。これは、やはり憲法の条文の解釈に何か——憲法第七条に外国の大使、公使を接受する、相手から信任状を受けられるのが天皇になっていらっしゃる、内閣の助言と承認によるわけですけれども。しかしながら、こちらから積極的に働かれるのではないわけですね、受けられるだけで。ですが、その点だけを見ると、ちょっと元首のような形に見える。
それからもう一つの点は、国内なりあるいは国外に向かって、国を代表して行政権を総攬されるとかいう点はないわけですけれども、しかしながら、立法、司法、行政という三つの国内の機関のうちで、陛下は、単なる儀礼的な行為ではありますけれども、国会の召集とか解散というのはなさるわけです。それから行政のほうですと、総理大臣、これは国会で推薦されるのを任命されるのですけれども、親任式というので、形の上では任命される。それから司法のほうの最高裁長官、これも、やはり親任式というので任命される。形の上で、儀礼的ではありますけれども、一応国家の最高の地位におられる。そういうようなところもありまして、外国からは、やはり日本の国の公的な最高の人として日本の天皇を見られる。そういうようなことから、外国の国王なり大統領の方が、自分と対等の地位にやはり陛下がおられるというふうに考える、権限はお持ちじゃないけれども、形の上で。そういうことがあると思います。