小坂徳三郎の発言 (内閣委員会)
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○小坂国務大臣 オランダの場合は、たいへん恐縮でございますが、私自身も、オランダに参ったときに、会う人ごとにたいへん非難を受けました。戦後でございます。これが一回だけではなく、もうずっと長く続いておるわけでございまして、オランダの日本に対する感情は、前の戦争で非常に悪くなっているということは、すでにだれでも体験している点ではなかったかと思います。
陛下がいらっしゃる前に、そうした問題を少しでもゆるめ、そして、もっといい状態にしておくという努力、これは、やはりインドネシアの独立ということとからんでおると思いますが、そうしたような関連について、十分配慮をしなかったのは、政府としても、十分反省をした点だと思います。
先般の、田中総理の東南アジア訪問におきましても、日本の、今日までの経済進出の姿勢が、一般大衆にきわめて悪い印象を与えていたということが如実に示されたわけでございます。総理は帰ってまいりましてから、閣議で数度、この問題についての、今後の日本の経済協力というもののあり方、そうしたものについての反省を繰り返して申しておりますし、先般も、経済界との懇談の席におきまして、強くこの点についての反省を求め、今後は、政府とまた民間は、こうした一般の大衆が不愉快だと思うようなことはやめようじゃないか、今日までやってきたものにいいものもあったけれども、しかし、悪いものもあるという事実を率直に認めて、今後の経済的な協力あるいは外交関係すべてを、もう一回ここで練り直そうではないかということを呼びかけておりました。
そうしたことに関連して、今度新しく、また、そうした問題を、十分に政治活動の中で表現するような組織もつくるというようなことにまで政府は対策を進めておるわけでございます。御了承いただきたいと思います。