近藤鉄雄の発言 (農林水産委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○近藤委員 政務次官から消費者の感情を考慮しなければならぬというお答えでございますが、消費者の感情というものはまさにつくられているものなのであります。何も大ぜいの日本の消費者が、全部カドミウムの問題について十分研究してこうだというのでなしに、先ほど最初に申し上げましたように、イタイタイ病とカドミウムの関係というものがマスコミその他の非常な話題を呼んで、それに追い打ちをかけて一PPM以上は米じゃない、食糧じゃないと厚生省がいう。これも私は先ほど来問題にしておりますけれども、非常に安易な外国のただ一つの実験例をもってきめた数字なんですよ。これに基づいて一PPM以上ではいけない、それからさらに下がっていって、どうも一PPM以上もいけないけれども、これは下げるほどいいんじゃないかということで、〇・四PPM以上もどうもあぶないような形にしてしまったわけでありますが、消費者の感情、感情と政務次官おっしゃいますけれども、消費者の感情なんというのは、私を含めて、ないのですよ、それは。それは政府の皆さんがそういうものはいけないとおっしゃるから、それを新聞が書き立てるから全くおかしく思うのであって、私は繰り返し申しますが、厚生省もけしからぬと私は思うのです。非常に安易な実験をもとにしてこういう重大な基準をきめて、けしからぬと思いますよ。それから同時に直接米というものを取り扱っている——すでに私もこっちへ来る前に米価の要求の大会に行ってまいったわけですけれども、それだけほんとうに日本の農民が必死になって考えているこの米の問題について、一体農民はだれをたよっているのですか。それは農林大臣、農林省であり、食糧庁なんですよ。その農民がほんとうにたよっている食糧庁や農林省が、いま私がお聞きしても、一PPM以上の数字は出ておりません。私はおかしいと思うのです。大体そうでしょう。調べるときに全部ちゃんと抜いてきめるのですから、だから一PPM以上は、基礎的な資料があるはずですね。整理をすれば一PPMから一・五まで幾らだとか、一・五から二まで幾ら、二から二・五まで幾ら、二・五から三PPMまで幾らという米が日本全国に地域的にどこにどう散らばっているかということがわからないはずがないですよ。それもしないで、一PPM以上全部いけないといってしまっていることに対しては、私は食糧庁は怠慢だと思うのです。考えていただかなければならない重大なことだと思うのであります。しかも、私は繰り返し申しますが、ここで食品衛生課長から一言聞いただけでちょっとひねれば五百でなしに三百三十でいい。おそらくこれから日本ではもっと米を食べぬようになってまいりますから、三百でもいいかもしれない。二百五十でいいかもしれないですよ。それを割ればすぐに一・五の数字が出てくる。それからいまの話を聞いたって、これまではいいんだ、犬に実験してみたらこれまではいいんだと言っているんですよ。しかし、もっと先いいか悪いか、なぜ実験しないのですか。怠慢だと思いますが、政務次官どうですか。

発言情報

speech_id: 107205007X03719740509_028

発言者: 近藤鉄雄

speaker_id: 28600

日付: 1974-05-09

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会