濱野清吾の発言 (本会議)
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○濱野清吾君 ただいま議題となりました石油需給適正化法案につきまして、商工委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。
本案は、最近の国際的な石油の需給動向にかんがみ、わが国への石油の大幅な供給不足が生ずる事態に対処し、石油の適正な供給を確保し、使用を節減するための措置を講じようとするものでございます。
そのおもな内容は、
第一は、内閣総理大臣は、わが国への石油の供給が大幅に不足する等の場合において、その事態に対処するため、この法律に規定する措置を講ずる必要があると認めるときは、閣議の決定を経て、その旨を告示することとし、事態が消滅したと認めるときは、直ちに閣議の決定を経て告示すること。
第二は、通商産業大臣は、石油供給目標を定め、閣議の決定を経て告示しなければならないこと。
第三は、石油精製業者等は、石油生産計画等を通商産業大臣に届け出て、通商産業大臣は、生産計画等の変更を指示し、指示に従っていないと認めるときは公表することができること。
第四は、石油を使用する者は、主務大臣が政令で定める数量をこえて使用してはならないこととし、また、ガソリンスタンドに対し、その販売方法の制限を実施すべきことを指示することができること。
第五は、通商産業大臣は、特定石油販売業者に対し、国民の生命、財産の保護または公共の利益の確保のために不可欠な事業等に対する石油を供給するため、石油の保有、売り渡しの指示を行なうとともに、一般消費者、中小企業者、農林漁業者並びに公益性の強い事業に対し、石油を供給するため、石油販売事業者の団体に対し、石油の供給のあっせん等を指導するものとすること。
第六は、以上の措置をもってしては事態を克服することが著しく困難であると認められる場合には、必要な限度において、政令で、石油の割り当てまたは配給等に関し必要な事項を定めることができること。等でございます。
本案は、十二月七日当委員会に付託され、翌十二月八日中曽根通商産業大臣から提案理由の説明を聴取し、以来、参考人から意見を聴取し、さらに関係委員会と連合審査会を開く等、連日深夜にわたり慎重に審査を重ねました。
質疑のおもなるものは、今後のエネルギー政策と政府の方針、便乗値上げの防止と独占禁止法の厳正な運用、大幅な政令委任と官僚統制の排除、石油供給の優先順位、割り当て配給の具体的方法と監視体制等々でございます。これらの詳細につきましては、会議録に譲りたいと存じます。
かくて、昨十七日質疑を終局いたしましたところ、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の共同提案にかかる、本法の運用方針、石油売り渡し命令、国会への報告、石油需給調整審議会の設置、検討条項等々を加えることを内容とする修正案が提出され、採決の結果、本案は全会一致をもって修正案のとおり修正議決すべきものと決した次第でございます。(拍手)
なお、本案に対し、割り当てまたは配給等の公平な実施等を内容とする附帯決議が付され、また、独占禁止法の運用の強化に関する件について決議が行なわれましたことを申し添えておきます。
以上、御報告申し上げます。(拍手)