片岡勝治の発言 (文教委員会)
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○片岡勝治君 非常に抽象的なお答えですね。私の質問の焦点に合わせたぜひ答弁をお願いしたいと思います。
つまり、今次春闘の特徴は何か、どういう背景のもとに行なわれたのだ、こういうことなんです。一年前にストライキをきめたからといっても、率直に言わしてもらえるならば、ほんとうに労働組合が強いのならば、何も一年前にきめる必要はないのです。三日でも四日でも前に、よし、なら、ストライキをぶて、こういうことになると思うのです。遺憾ながら、日本の労働組合はそれまでまだ強くない。強力な組織、強力な運動というものが必ずしも万全ではない。したがって、事前に十分な体制を整えて、権力に対してあるいは使用者側に対して抵抗していくというのが日本の労働運動の実態です。これは大臣だってよく御存じであろうと思うのです、諸外国の労働組合と比べれば。したがって、この日教組が一年前にきめたということは、それだけまだ弱さがあるということなんです。それから従来日教組がさまざまな要求を掲げて、文部省なり政府に対して要求をしてきた。遺憾ながら、団体交渉さえ応じないということがしばしばあった。いや、しばしばどころではない、ほとんどそういう正当な要求に対して拒否をしていくというきわめて冷たい仕打ちが行なわれてきたことは、これは大臣も御存じだろうと思う。それやこれやずっと歴史的な積み重ねがあって、しかも、福田大蔵大臣の言明のごとく、狂乱物価時代だ、その中でどうして生活を守ろうとするのか、こういう今次春闘の特徴の中で、私は、いままでの状況とはたいへん違うのだということは、これは大臣として同情ある見方をすべきではないのかと思うわけなんです。そういう角度から焦点を合わせたお答えを願いたい。
同じような立場で、これは警察にも、同じような質問を繰り返してみたいと思う。あなたの答弁はもう教科書どおり。私も長く県会議員をやっておりました。しかし警察の捜査、そういうものについては、これはそのときの状況を十分配慮して通常やってきております。かりに違法行為があったとしても、しかし、それによってたいへん大きな被害があったという場合はいざ知らず、ほとんど実害がない、違法行為はあったけれども実害がない、あっても非常に少なかった、あるいは情状やむを得なかった、こういう場合には、ほとんど手入れをしてないということは、その例は一ぱいあるわけであります。今次春闘に対して警察側としても、いままでとは違ったのだと、違っているのだという認識はあってしかるべきだろうと思うのです。ほとんどそういう認識がなかったとすれば、これはもはや国民不在の警察行政と言われてもいたし方があるまい、そういう角度で、法律の条文を私は聞いているのじゃないのです。社会的な、あるいは経済的なそういう背景を一体警察当局はどうとらえていたのか、この点もう一度お答え願いたいと思います。