片岡勝治の発言 (文教委員会)

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○片岡勝治君 いまこの教育関係法や公務員法の私は解釈から言っているのじゃなくて、少なくとも、かつて最高裁からそういう判決が出たという事実は否定するわけにはいきませんね。そうなりますと、全く公務員といえどもストライキが——これはいま警察答弁しておられましたよね。両方の要素を十分考えているんだ、すべてが否定されているんじゃないということは答弁にありましたね。しかし、文部大臣は全くそれは否定されているんだということになれば、これはちょっとおかしいんじゃないか。私は、そういう意味では文部大臣、それは意見に賛成するわけにはいかないんです。全く否定されているんじゃないということの証左として判決があるんです。いや、あんな判決はでたらめなんだと、そんなものはなかったんだということならば別ですよ。少なくともあの判決が出た、そういう判決があったということは、それは一〇〇%と私は言っているわけじゃない。あの判決内容自体も一定の条件のもとにおいて、という趣旨の判決ですから、そういうことからすれば、全く一〇〇%禁止されているんじゃないということを私は言っているんです。大臣が一〇〇%ということになれば、これはたいへんな問題ですよ。この辺は硬直化した警察のほうがゆるやかな理解をしていますよね。いま両方の要素があるんだ、こういうことを言っているんですから。山梨県警へ私はこの問題で調査に行きました。本部長にも会いました。いや、半日ならいいと言うんです、半日ならば、といっているんですからね。だから半日のところは一斉手入れはしません、その程度のことは、これは許されていいんだ、そういうことなんです。だから、じゃなぜあなた山梨で一斉捜査に入ったのかと言ったら、半日か一日かさだかでない。それは山梨の事情はちょっと違いますよ、ストライキの様相が。つまり半日とも考えられるし、しかしそうでもない、一日という理解もできるのだ、だから山梨は一斉捜査に入ったのだと、こういうことです。これはわれわれ国会議員が大ぜい行って本部長といろいろ話し合ったときの最後の話はそうです。そうすると、やっぱりこの警察本部長の見解も全くストは否定されているわけじゃない、そのときにも言いました。これは小野さんがおとといですか質問をしたように、他の公務員だってやったじゃないか、なぜ手入れを教職員だけやるのかと言ったら、いや、それほど大きな被害があるわけじゃないんだ、一日のストライキということになると被害がある、あの程度のことは認められているのだと、公務員といえどもそういう理解です。ですから手入れはしないのだと、捜査はしないのだと、こういうことですから、この点はひとつ文部大臣、むしろ私の意見に賛成なされたほうが、なるほど文部大臣も理解があると、進歩的な大臣だと、こういうことになろうと思うんです。この点はひとつ見解を改めていただきたいと思うんです。
 それから次に、警察のほうのいままでの答弁によると、今回の強制捜査について適正な判断、適正な捜査ということを繰り返しお答えになっておるわけですが、しかし、これは率直に申し上げまして警察側の主観です。適正な捜査、適正な判断、これは私がもし立場を変えてその席に行って質問を受けた場合にきっとそういう答弁をするでしょう。しかし、これはあくまでも主観であって、そこに裏返せばいろんな問題が出てくるのは当然です。警察といえども神ではない、未熟な点もあるだろうし、若干のあやまちをおかすこともあるだろう。これは人間のやることですからこれはいたしかたのないことであります。そこで自分としては適正な判断としてやった、誤りない捜査をやっているんだ、そう自負されておっても、しかし、絶えず謙虚に耳を傾けることが必要であろうと私は思うんです。その場合に、あなた方は一体どういう基準というか、状況をもとにして、みずからやっておる捜査のいわゆる適正であるか、適正でないか、そういう反省の材料になされますか。率直にもっと具体的に申し上げるならば、たとえば新聞の社説についても、今回のやり方はひでいじゃないかと、こういうことがありましたね。これは私は、警察に対して、警察側は適正な捜査をやっているんだ、そういう主観に立った考え方に立つのはあるいは当然かもしらぬけれども、こういった世論に対してどういうふうに反省をなされるのか。もし見解があれば承りたいと思います。

発言情報

speech_id: 107215077X01019740425_018

発言者: 片岡勝治

speaker_id: 4723

日付: 1974-04-25

院: 参議院

会議名: 文教委員会