片岡勝治の発言 (文教委員会)
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○片岡勝治君 つまり、文部大臣は警察側の良識を期待をしたと、期待をしているというようなお話でありましたけれども、結果を見れば、常識的に考える以上の多くの先生方の家宅捜索をやっている。しかも夜の大体八時から十一時、すでにこれは眠る時間です。暴力団の手入れだって通常朝やるわけです。夜の夜中に学校の先生の自宅に押しかけていって、中には子供部屋あるいはたんすの奥さんの下着のところまで全部引っかき回してさがし回す。こういう行動はどうもこれはわれわれとして理解できない。やはり戦前の警察がやった家宅捜索というのは、証拠が目的ではないんだ、捜査そのものが、しかも大量やることに意義があるんだ、こういうふうなことが現実の問題として出てきているような気がする。さらに私は、たいへん大量な参考人を呼んでおりますね。これは全国で数万人になるんじゃないですか。しかし、たいへんこれもいま私が指摘をしたごとく、参考人を呼んで尋ねることに意義があるんだというような気持ちが率直に言ってするんです。何々の用件についてお尋ねしたいことがありますから、次の日時、場所においてください——何も書いてないのがあるんですよ。空白の用件について、そういうのが大量にあるんです。地公法違反ともあるいは槙枝委員長のあおり行為とか何とか、そういう法律の内容も書いてないで、大量に呼び出しをかけている。そういうようなことがありますし、まあ、捜査の個々の具体的なことを持ち出せばこれは限りがありません。先ほど警察あるいは文部大臣は、つまり今回のストライキによって被害があった、法律違反によって被害があった。なるほどストライキによって子供の教育を受ける機会を失った、これは事実であります。そのことを私は否定をいたしません。しかし、十一日の場合には、全部が全部教師のストライキによってその教育を受ける機会を失ったわけではありません。これは交通ストライキがありましたからね。ストライキに突入をしなかった学校においても授業ができなかったというところはたくさんあるわけであります。それはさておいて、しかしそれによって被害を受けた、教育を受ける機会を失った。なるほど公益を侵害されたということになるかもしれませんけれども、しかし、その後、この警察のやり方、冷たい仕打ち、膨大な数に及ぶ家宅捜索こういうことによっていま教職員は大きな心理的ないろんなものを感じておるわけであります。学校の先生が、何千人の先生が警察本部の前に集まって不当弾圧反対、そういう集会をやる。シュプレヒコールをやる。まさに、私はこれはたいへんな問題だろうと思うんです。そういうことによって受ける教育に対する影響というものははかり知れないものがある。かりに二時間、三時間の授業がカットされたとしても、これを挽回することは可能であります。私も教師の経験があります。いろいろな事故で授業ができなかった。それは年間通して取り返すように学校の先生はほんとうにがんばるんです。しかし、いま言ったように、四千人の山梨県の教職員の一割にも及ぶ先生を呼び出しをかける、あるいは数百人の先生の家宅を捜索する、このことによって与える影響というものはたいへん甚大であります。一体、そういう影響力を警察は考えたことがあるのか。どういう影響があるのか、おそらく考えなかったんじゃないかと。どうですか。