岩間英太郎の発言 (文教委員会)
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○政府委員(岩間英太郎君) 議員立法はたくさんあるわけでございますけれども、たとえば産業教育振興法、それから理科教育振興法、そういう一連の学校の教育の実際の内容に即応した施設設備の充実というふうな観点から、国会でもって法律を制定される。それらにつきましては、特に戦後荒廃をいたしました学校教育というものを立て直す上に非常に役に立ってきたというふうに私ども考えております。また、毎年の予算の充実等につきましても私どもは進めてきたつもりでございます。ただ、理科教育とか、何か産業教育、これは戦前から長い伝統のあった教育でございますが、学校図書館というもの、これは戦後、アメリカにおきましてある程度成功しておるというふうなことで、戦後の新しい学校制度とともにわが国にも取り入れられてきたものであります。ところが、昭和三十一年から三十三年ぐらいをピークにいたしまして、学校図書館というものにつきましての教育というものがあまり具体的にいえばふるわなかったというふうな傾向がございます。たとえば、司書教諭の人数も千人ぐらい、実際に司書教諭の資格を持っております者は六万人以上もあるわけでございますけれども、そういうふうな状態、それから図書の内容も昭和四十四年現在で、大体基準に比べまして一五〇%から一六〇%以上というふうな充実を見せてきておりますけれども、実際に図書館教育がどの程度活用されておるかと申しますとまだ心もとないというふうな実態がございます。これが一つは戦後の新しい教育のやり方で、まだわが国に定着しておらなかったというふうな点が、言ってみれば、日本の教育の体質に必ずしも合っていなかったというふうな面があって今日に至っておるわけでございます。しかしながら、ただいま先生が御指摘になりましたように、たとえば図書館の施設の問題、こういうものにつきましても国庫補助の対象にするというふうな努力、それから教材費を通じましても設備の充実の努力、そういうものは私ども重ねてまいったわけでございます。今後の図書館教育というものは、わが国の教育の体質から考えましてどういうふうに伸ばしていったらいいのか、この問題につきましては、非常に私どもも重要な問題だというふうに考えておりますけれども、まだいろいろ問題がございましてさらに一そう努力をする必要があろうというふうに考えます。