大出俊の発言 (内閣委員会)

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○大出委員 このたびの勧告をめぐりましては、私がこの間大平大蔵大臣に承りましても、人事院の独走は許しがたいなんということを平気で言うわけでありまして、新聞紙上にあらわれる各種論評もしきりに公務員の賃金が高い、高い——一つも高くはない、生活困窮の度をきわめているのにそういう論評でございましたから、そういう中で大変詰めた作業をなさいまして勧告を出していただいたわけでありまして、その労をまことに多といたす次第でございまして、その意味では感謝を申し上げるわけでありますが、ただ、公労協並みという、まあ横目でにらんで出さなければうそになるだろうと、こういう答弁を総裁はいたしましたが、その意味ではまことにもって不満であります。
 悪い冗談が聞こえてまいりまして、大出何がしがこの委員会で、逆算をして計算をすると一〇・九五だと言ったと。私のところに勧告内容をお持ちになった方まで、先生、一〇・九五とおっしゃいましたねと、こういう話でございまして、私の耳に入ったのが悪い冗談かあるいは本音かわかりませんけれども、大出さんが一〇・九五と言ったので、まさかそのとおり出すわけにもまいらぬから、ちょっと下げて一〇・八五にした。全国の公務員諸君挙げて私の責任を追及する、こういうことになりかねぬわけでありまして、まことにもってこれはけしからぬ冗談だということになるわけであります。つまり公労協並みでないというところに大きな問題が残されております。それにもかかわらず、新総裁大変御苦労なさいました点について、先ほど申し上げましたように、重ねて感謝を申し上げておきたいのであります。
 そこでまず第一に、総裁談話というのが実は出されているわけであります。これは人事院総裁であります。この談話が例年と趣をいささか異にする中身になっている。妙な気がするわけであります。この総裁談話で例年にないことを言っておられますけれども、これは一体どういう意味を持つことになるのか、まず承りたいのであります。
 ちょっと要点を申し上げますと、五十年八月十三日の人事院総裁談話。「一般職国家公務員については、人事院の勧告が、労働基本権制約に対する代償措置として最も重要な処遇改善の途であることにかんがみ、」昨年これはない。「労働基本権制約に対する代償措置として最も重要な処遇改善の途であることにかんがみ、」こういう言い方をされているのであります。これは一体何をもってわざわざことしこのことを、言わずもがなのことだったということで昨年は入れなかったのかもしれませんが、本年入れた理由は一体どこにあるのか。
 もう一つ、真ん中の少し後の方に「昨今の厳しい社会経済情勢のもとに、」というところから始まりまして「公務部内においても、当然のことながら能率の増進と行政サービスの向上のため更に一段の努力を傾注するとともに、」と言っておいて「組織の活力の昂揚のための施策を一層強力に展開することが要請されているものと考える。」ということ。「組織の活力の昂揚のための施策を一層強力に展開することが要請されている」これは一体何ですか。この二点について総裁からまず承りたいのであります。

発言情報

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発言者: 大出俊

speaker_id: 17168

日付: 1975-08-19

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会