大出俊の発言 (内閣委員会)

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○大出委員 あなたはそう言っても、行間ににじみ出ているか出ていないかの話になるのでね、そう言うと。これに書いてあるのを見れば一目瞭然で、今度のあなたの談話は、植木さんになって何でこんなに違うのかと思うくらい中身が違う。言っていることは尊重しか言っていない。「政府は、これを尊重することが公務員制度を適正に運営していくための基本的建前であるとの考えで処理してきたところであります。」尊重することが適正運営の基本的たてまえだと、こうあなたは言っているだけです。そこで次に何を言っているかと思えば「今回の人事院勧告の実施については、」いきなり財源が出てくる。「特に財源をはじめ諸般の事情を慎重に検討する必要がありますが、」と、前にこう誓いちゃっている。尊重がたてまえだ、尊重なんですね。完全実施ではないんですよ。尊重がたてまえだ。だが次の方で、財源を初め諸般の事情をまず慎重に検討しなければならぬと、こう言っている。その結果でなければどうなるかわからぬというのです。「私はできるだけ早い機会に給与改定が実施されるよう誠意をもって対処してまいる」尊重がたてまえだ。財源を初め諸般の事情を慎重に検討しなければならぬと、尊重がたてまえだが、財源その他を慎重に検討しなければなりません、その上でできるだけ早い機会に給与改定が実施されるようにと、これは完全実施ではないのです。尊重だ。財源がないのです、だから検討するんですよ。その上で早い機会に給与の改定実施。改定実施というのは不完全実施だって改定実施です、これしか言っていない。こんなばかげた給与担当大臣としての談話なんというものは見たことがない。
 去定のやつ、これを見るというと明確なんですね。去年は「政府は、人事院の勧告を尊重することを基本的建前とし、」その次にすぐ続いて「勧告の完全実施に努めてきたところでありますが、」三年間完全実施してきています。だから「今回の勧告についても、誠意をもつて対処する所存であります。」明確じゃないですか。尊重をたてまえとして勧告の完全実施をやってきた。三年間やってきた、だから今年も勧告について誠意をもって対処する所存です、これなら去年もおととしも尊重がたてまえだから完全実施をやってきました、今年も去年と同じように誠意をもって実施しますと、こう言っているわけですから、これならば完全実施の努力を誠意をもっておやりになるということが明らかです。だから、いわば今度は百八十度違う。完全実施、この意思を表示した上で「この際、公務員諸君においても、一段と公務能率の増進と行政サービスの向上につとめられるよう、強く期待するものであります。」これならわかる。尊重がたてまえですよ、完全実施をやってきましたよ、だから、ことしも誠意をもって対処しますよ、したがって一段と公務能率を上げてくれ、こう訴えているわけですからなるほど筋が通った談話なんです。
 ことしは、あなたは「完全実施」の「か」の字もない。行間もヘチマもあったものじゃない。これしかない。改定、もって読んで字のとおりであります。こういうふざけた談話をお出しになるから全国大騒ぎになるわけですよ。あなたの所管されている総理府だって、一体これどういうことになるのですかと私に質問までちゃんと来ている。働いている皆さん、みんなこの談話で心配している。何で一体、給与担当の大臣がそこまで大蔵省の方に顔を向けなければいかぬのですか。いかがですか。

発言情報

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発言者: 大出俊

speaker_id: 17168

日付: 1975-08-19

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会