井内慶次郎の発言 (文教委員会)

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○井内政府委員 五月一日で行いました昇任人事の資料を見てみますと、ただいま先生御指摘のように、東京大学へ転出という方が一人おられます。
 具体的な昇任人事の問題等につきましては、あくまでも大学の方でそれぞれの法令に定めます正規の手続を経て、上申を待って、文部省はこれを措置するということでまいっておる次第でございます。基本的に大学の人事が、大学の自主的な判断に基づいて選考されるというのは、大学の一番の基本にかかわる問題かと存じます。
 ただ、先ほど大臣からもお答えいたしましたように、法制的に、制度的には筑波大学とそれから東京教育大学と別個の大学として存在しておる。しかし統合を契機といたしますから、両大学間におきまする完全に移行が完了するまでの間の人事は、両大学間の十分な連絡と協議と協力をどうしても必要とすると思います。そのために東京教育大学の評議会におきまして、両大学間の、たとえば大学院の設置の問題にしましても、あるいは移行期間中の学部学生、大学院学生の授業計画の立て方等にいたしましても、両大学は移行期間中は制度的には二つの大学でございますけれども、実際には一つの大学のような側面も持ちながらやってまいりませんと、人事の面でも、経費の面でも非常に問題を生じてまいるわけでございまして、東京教育大学の評議会で、筑波大学と東京教育大学のそういった万般の問題に関しましての連絡、協議のための組織をつくるということで、連絡会を結成し、随時いろいろな問題を取り上げまして、両大学間の協議を経ながら進めておるところでございますが、先生御指摘のように、その連絡会で両大学間のいろいろな、自主的に決めるべき問題を十分連絡、調整してほしいということを、文部省といたしましてもかねてから強く要請をいたしておるわけですが、その連絡会のメンバーの構成の仕方、そのものにおきまして、いろいろと筑波大学発足の経緯等もあることと存じますけれども、東京教育大学文学部の責任者は文学部長かと思いますが、文学部長が正規のメンバーとしていまだに入れないような状況にあるという点は事実でございます。この点が筑波大学と東京教育大学間の人事におきましても、私どもが承っておるところでも、文学部の内部の昇任人事、文学部に関するところにどうも問題が集中しておるのではないか。その点はただいま申しました連絡会における機能の仕方が他学部と文学部の場合と非常に違う状況に相なっておる。この点両大学の方でそれぞれの御事情はあろうと思いますけれども、そこのところを何とかやはり打開しなければいかぬのじゃないかということで、これは先般山原委員からも御指摘をいただいた点でございますが、文学部の方での昇任人事はなお二十数件東京教育大学内部での特に評議会と教授会との調整がまだついていないようでございますが、とにかく可及的速やかに調整のつくところからやったらどうだということを私どもも大学の方に要請しておるというのが実情でございます。

発言情報

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発言者: 井内慶次郎

speaker_id: 11707

日付: 1975-04-18

院: 衆議院

会議名: 文教委員会