山原健二郎の発言 (文教委員会)

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○山原委員 関連して一言だけ、三人の先生に伺いたいのです。
 それは、いまの大学制度が硬直あるいは狭量という言葉も出てまいりました。問題があることは事実です。それに対して、もっと柔軟、あるいは道を開くという言葉も出てまいりました。そういう要請や希望のあることは事実だと思います。そのことはわかるのですけれども同時に、では道を開く、あるいは開かれた大学という論法のもとに筑波大学も生まれた経過もあるわけです。そういう点から考えますと、要請や希望とまた違った形態が将来予想されるということも私たちは十分審議をしておく必要があると思うのです。たとえば、今度予想されるものとして、技術科学大学院が予想されるわけですけれども、これとても、いままでのこの委員会での質疑の中では問題がかなり存在をしておりますし、また、かなりの部分、無理な制度上の改革も必要になってきておる、こういう問題が出ています。ことに、高専をつくります場合の当時の荒木文部大臣の説明では、いまや東海道だけではだめだ、二級国道が必要だというような発想もあるわけですね。
 これらのことを考えてみますと、確かに希望や要請はある。あるいは連合大学院については一定の賛意を表明し、また具体的に進んでおる面もありますけれども、しかし、いままで文部省がやってきた予算の問題あるいは人員の問題等、今日の日本の学術、研究というものが一体どういうふうになっておるのかというような総合的な問題を十分に大学関係者が審議をしていかなければならぬのじゃないか。その意味では、制度をつくるということでは、あるいは問題は非常に簡単なように見えますけれども、しかし、すぐ目の前に出てくる具体的な問題が予想される段階では、相当慎重な態度がいま要請されているのではないかと思います。
 だから、伊藤先生のように大学設置審議会の答申を出される衝に当たられた先生のお考えもあると思います。けれども、同時に、私たちがいまこの法案を審議して、この法案の決着をつけなければならぬ段階に参りますと、ここで本当にこの問題を総合的に慎重な検討、これが要請されておるのではないかというふうに痛切に感じているわけですが、この点ではどうでしょうか。この法案についての賛成やあるいは慎重論があるかもしれませんが、ともかく、大学問題をあるいは大学院問題を中心にして、これを本当にここで慎重に大学関係者が論議をしていく。現在の大学の制度の上では全く不可能なのかどうか、あるいは可能な部分はこの程度しかないのだとかいうようなことが論議をされることが必要じゃないかというふうに私は思うのですけれども、この点について、お三人の先生方の御意見を簡明に伺って、質問を終わりたいと思います。

発言情報

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発言者: 山原健二郎

speaker_id: 21532

日付: 1975-06-11

院: 衆議院

会議名: 文教委員会