山口鶴男の発言 (予算委員会第一分科会)
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○山口(鶴)分科員 確かに、議員立法が増加していく傾向の中では、現在のスタッフでは不備ではないか、こういう趣旨のお答えを賜ったわけです。
単にこれは法制局の問題ばかりではないと思います。後からわが党の山本委員から多分お尋ねがあると思いますが、たとえば、ここにおいでの、速記をしておいでの方々ですね。一昨年非常に長い国会が開会をされましたために、しかもまた、各種委員会の開会時間も非常に長時間にわたったということのために、頸肩腕症候群というのですか、腕が上に上がらなくなるというような症状の方が多数出たというお話も聞いております。当然、速記者の方々の人員が現在十分であるかと言えば、いま申し上げたような、国際電電あるいは電電公社の職員と同じような職業病が多数発生をするというこの事実を見ても、私は非常に無理な状況を強いておるのではないだろうかという感じもいたすのであります。
さらに、議員外交の問題です。昨年IPUの東京大会がわが国会で開かれまして、議員外交に新しいページを加えた、非常に結構なことであったと私は思っております。特に、昨年の東京大会の場合は、朝鮮民主主義人民共和国の国会議員も政治家という肩書きで、初めてわが国に多数の方々が入国をされました。その問題につきましても、私、昨年の予算委員会の当分科会でお尋ねをしたことがあるわけでありますけれども、ともあれ、政府と政府との間ではなし得ない交流というものが、このIPUあるいは議員外交という場で実現をするということは、高く評価をしてよろしいのではないかと私は思います。
そのようなことを考えました場合に、私は、各国の国民を代表する議員と、またわが国の国民を代表するわが国の国会議員との交流というものは、もっともっとより拡大強化していく必要があろうと思います。ただいま説明をいただきましたが、この今回の国会の予算の旅費でもって、果たしてそのようなことが十分行えるのかどうかということについても、私は危惧を持つものであります。
さらに、施設整備の問題でありますが、実は、国会の選挙がございまして、与党が減って野党がふえますと、どうしても議員宿舎を必要とする議員の方々の数というものがふえていくわけです。昨年の参議院選挙の結果におきましても、参議院の事務総長さんもここにおられますけれども、与党が減りまして野党が大幅に増大した結果、議員宿舎を希望する議員の方々が多くて、入居者を制限するのに多分、非常に御苦労したんじゃないかと私は思います。二年前の衆議院選挙の結果でも同じような事態がございまして、わざわざ三宅坂仮宿舎というようなものをつくって、そうして議員の方にお入りをいただいた。そのような三宅坂仮宿舎というような非常に粗末な施設を一時的につくりましても、なおかつ、それでもまだ議員宿舎に入れないという議員が、実はわが党にはおるわけであります。
そういうことを考えました場合に、私はやはり、少なくとも重要な任務を持つこの国会、国民の代表として選出された議員、その方々が宿舎を確保するのにも非常に困難をするというような状態は、私はやはりこれは一考する必要があるのではないかと思います。もちろん、九段にいま宿舎が建設中で、近く落成をするということも聞いておりますけれども、しかし、将来、先ほど言いましたような保革伯仲、あるいは保革逆転、現在の野党の立場にある議員の方々がふえていくという傾向が今後続くだろうと私は思いますが、そういう傾向が続く限り、この問題はより深刻になるということを、私は指摘せざるを得ないわけであります。
そういう意味で、いま申し上げたような問題に関連をいたしまして、少なくとも、これから国権の最高機関たる国会の果たすべき役割りというものが、より広く、より深められていく状況の中で、国会の予算というものの現状が果たして十分であるのかないのか、このことは、十分ひとつ当局も御反省をいただく必要があるのじゃないかと思います。
いま私が触れました具体的な問題について、また、先ほどお答えございませんでした一般会計予算との伸び率の比較につきまして、お答えがいただけるならばお答えをいただきたいと存じます。