栗原俊夫の発言 (農林水産委員会)
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○栗原俊夫君 ただいまの発言の中で、金さえあれば、いつでも、どこからでも食糧は買えるんだという状況にあったと、こういう発言がありました。
まあ端的に言って、そういう状況にあったんでなくて、政府自体がそういう認識を持って積極的にそういう政策を推し進めたんじゃないですか。農業基本法ができる当時に、主食はどうするんだと言ったら、はっきりと金さえ持っておれば心配ないんだと。食糧の内容も変わってきて、粉食もふえる、したがって動物たん白も必要だから、選択的拡大の方向で畜産三倍だと、そうした食後には果物も要るから、果樹二倍だというようなことを言って、キャッチフレーズで所得倍増に対抗しながら、農民はこれでやっていけるんだと、こういう指導をして、農業基本法の中には、何が何でも農政を守るという、特に主食を中心として農政を守るということではなくて、経済高度成長に視点を置いて、その間に農業というものは生きていくと。
その間、われわれに言わせると、農業基本法というものは見せかけの農業基本法であって、経済高度成長がわが国の政策の中心であり、農業を守ると言いながら、実態は水を奪い土地を奪い、さらには若い労働力まで奪うと。われわれはこれを最も端的に自民党の首切り農政、こう言ったけれども、まさにそのとおりになったと思うんです。これが経済高度成長の中でだんだん押しひしがれていく農業というものを守らなければならない立場を守る農政であったと。これじゃいかぬのだと、はたと気がついたのが安倍農林大臣だと、こう思うんですけれども、今日までの農政のあり方、ただいまも申し上げました農民から水を奪い、土地を奪い、さらに農民それ自体、若い労働者を、労働力を経済高度成長に奪って、農業を三ちゃん農業、こうしたところへ追い込んだ、こうした実態を安倍農林大臣は素直に認めますか、これはどうです。