宮澤喜一の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(宮澤喜一君) カンボジアにつきましては、昨日もこの委員会で申し上げましたとおり、ロソ・ノル政権の首脳部から、この際いかにすべきかという意見をしばしばわが国の駐在大使が求められまして、アジアの国々と一緒にそのような意見を求められて考え方を申し述べておったわけでありますが、その基本になりますものは、昨年の国連決議に示されておりますとおり、カンボジア人による問題の解決、この際、流血の惨を何としても避けるべきである、この二点を中心に意見具申をいたしておりまして、その結果もいろいろ先方政府で参酌されたのでありましょう。昨日、ごらんのようなロン・ノル氏の外遊になっていったわけでございます。なお、わが国の栗野大使は、多くの国の大使館が閉鎖されましたけれども、そのようなこともありまして最後まで残留をいたして、先方政府の求めに応じていろいろ意見を申し述べてきたわけでございます。
サイゴンにつきましては、正直を申しまして非常に事態の進展が急でありまして、具体的にそれについてわが国が何らかの外交活動をしたということはございませんけれども、ただいまの段階になりますと、これはカンボジアについても言えることでございますが、南ベトナムだけですでに百三十万あるいはそれを超える難民が出つつございます。インドシナ半島における難民救済の問題について、人道的立場からわが国としてできる限りのことをしなければならない立場になっておりまして、具体的にそれをどのようにして、いかに行うかということを検討しておる段階でございます。