宮澤喜一の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(宮澤喜一君) 解放勢力のお話が出たわけでございますが、先ほど総理も言われましたように、ベトナムにおける問題の解決の基本は、やはりパリ協定の精神であるというふうにわれわれは考えておりますので、現在の流動的な戦局と申しますか、これがいずれかの落ちつきを示したその後、やはりパリ協定の精神に基づく話し合いというようなものが行われることが望ましいのでありまして、その結果、サイゴン政権と別個に新しい政権というものが事実上認められる状態になるのか、その間の関係がどうなりますか、あるいは南越と北越の関係がどうなりますかということも見てまいらなければなりません。しかし、その際の考え方は、やはり基本的にパリ協定の精神、文字どおりでなくても、あそこに流れております精神というものに基づいてやっていくべきものとわれわれは考えておりますし、それを妨げるようなことをわれわれとしては一切してはならないと思います。他方で、従来までの経済援助、いわゆるプロジェクトを中心にしました経済援助というものは、恐らくその重点はこの際難民救済の方にしばらく移っていかざるを得ないであろう、またそういうふうに考えておくべきではないかというふうに思っております。