内村良英の発言 (外務委員会)

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○内村政府委員 韓国からのマグロの輸入問題でございますが、韓国からのマグロの輸入は近年急増したわけでございます。ちょっと数字を申しますと、四十七年に二万一千トンが四十八年に二万四千トン、それが四十九年は三万六千トンになりまして、本年は一-九月ですでに四万トン近く入っているということで、特に今年春マグロ価格が暴落いたしまして、日本の水産業界から、このマグロ価格の暴落の原因は韓国からの輸入にあるというようなことで、水産業界が韓国マグロの輸入を制限してほしいということを政府に強く要望したわけでございます。
 そこで、私どもといたしましても、この問題につきまして余り韓国側と紛争を起こさないように問題を解決しなければならない。実は、国会で外国人漁業規制法が改正されまして、それによって韓国側からの漁船による水揚げを禁止できるような措置を政府としては政令でとれるという準備がなされたわけでありますが、それを発動いたしますと、事実上輸入禁止に近くなるものでございますので、私どもといたしましては韓国政府と話し合いまして、韓国側の自主規制を求め、四十九年は一応四万五千トンにとどめるということで話がつきまして、今日に至っているわけでございます。幸いにその後魚価は回復いたしまして、ただいままでのところ、マグロ漁業の経営というものはやや改善の兆しが出てきているわけでございますが、来年以降どうなるかという問題がございます。この点につきましては、現在韓国政府といろいろ話し合っておりまして、いまだ結論を得ておりませんけれども、やはり何らかの形の両国のマグロ貿易の調整措置は必要であるという点につきましては韓国政府も同意しておりますので、なお具体的措置については今後韓国政府と詰めたいというふうに考えているわけでございます。
 なお、これとの関連で、日本が韓国マグロの輸入規制についてかなり厳しい態度に出た場合に、いわゆる特定水域から日本漁船を追い出すと申しますか、締め出すというようなことが起こるのではないかという点でございますが、この点につきましては、私が韓国の水産庁長と話した感じでは、面接的な関連は向こうはつけていないというふうに考えられるわけでございます。

発言情報

speech_id: 107603968X00419751205_023

発言者: 内村良英

speaker_id: 16785

日付: 1975-12-05

院: 衆議院

会議名: 外務委員会