松浦利尚の発言 (大蔵委員会)

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○松浦(利)委員 私はやめろというようなことを言っておるつもりはありません。
 そこで、大蔵省に「ファイナンス」という広報誌がございますね。あの広報誌に、大蔵省の課長補佐の人たちでしたが、解説書を出しておられるのです。それは財政制度審議会の中間報告、七月二十一日に出された分に対して大蔵省の広報誌の中で、名前は言いませんが、参加した人が出しておられるのですね。その中では、昭和五十年度の予算について一兆、二兆、三兆の赤字が出た場合のことを予測して、あらゆるデータを駆使しながら、このままでいくと二十一兆、場合によっては六十兆近くの普通公債残高が起こるぞという意味の警告をしておられるのですね、この中間報告について。そして支出についてはこうしなさい、ああしなさいということが具体的にここに書いてある。しかもそれは大蔵省の広報に書いてあるのですね。ということは、逆に言うと七月二十一日の中間報告を受けた段階、受けた段階ということは、その審議にすでに大蔵省は参加しておるわけですからね。だから早く知っておったわけなんです。七月二十一日の結論が出る前に、大蔵省はすでにこういう状態になるということを知っておられた。そういう状態でありながら、あなた方は隠しておったと言われてもしようがないじゃないですか。そのときの対応策をなぜしなかったのか。財政制度審議会がわざわざ急いでやれということで中間報告を出した。しかもその内容については大蔵省は事前に知っておる。大蔵省の広報にもその解説を出しておる。にもかかわらず、いま大臣が言われたように、私たちは手続としてそういうことはできなかったということで推移しておられる。ということになれば、逆に言うと、事務当局が大蔵大臣にそういう事態についての報告をしなかった、こういうことになるわけですよ。
 私は、大平大臣は非常にまじめな人ですから、いろいろ揚げ足を取るつもりはありません。しかし少なくとも、国会の場を通じていま手続のことを言われたけれども、そういう手続の前に財政当局としてはすでに財政制度審議会の討議に参加をしてそういう事態が起こってくるということを予知しておられる。その予知に対する準備行為というものは何もしておられない。補正予算を組むまでほったらかし。そのことは、事務当局が大蔵大臣に対してパイプをつないでおらなかった、逆に言うと事務当局の怠慢じゃないですか。その点はどうなんですか。

発言情報

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発言者: 松浦利尚

speaker_id: 15921

日付: 1975-11-19

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会