大出俊の発言 (内閣委員会)

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○大出委員 ところで、日本が防衛の対象にする機種というのは、いま爆撃機の話が出ましたが、主としてソビエトの極東に配置をされているもの、足の長いものというのはほかの国には余りありませんからね。これは潜水艦でもそうなんですが、防衛協力だの防衛分担のときに、討論会なんかでもよく出てくるわけでありますけれども、何かどうもポイントが違っているような感じがするわけですね。潜水艦の議論をする場合に、どうも韓国の、朝鮮半島の話が出てきて潜水艦の話になるというのはおかしな話で、ソビエトを対象にしなければ潜水艦の議論はできない。同じ意味で、爆撃機に対して防ぐというなら、それに対して対象にする相手というのははっきりしているはずでありまして、ゲイラーさんがこの間新聞に書いておりますけれども、この朝鮮半島の北側の能力から言って日本の基地が攻撃されることはない、そういう能力はないと言い切っておるのです。ゲイラーさんならば当面の専門家でしょう。そうでしょう、司令官ですから。だとすると、それを対象に考えるというのはやはり見当が少し違う。日本の専守防衛を考える場合に、対象とするのは一体どこを対象とするのか。この辺も、いかなる機種を対象にするのかというふうなことなども実ははっきりしておいてほしい、後の問題と絡みますから。
 いまあなたの言う低空の問題まで入りまして、翼面荷重の問題が出てまいりましたが、翼面荷重というのはもう御存じのとおり、機の重量を翼の面積で割ったわけですね。小回りがきくかきかないかということです。吹っ飛んでいっちゃうか回れるのかということです。ここらがFMなどの可変翼になっている理由もあるわけですから、だからそこらのところも含めて考えた場合に、専守防衛の国、憲法の制約のある日本で考えるとすればどうなるのかということですね。ここのところを、対象となる相手方を含めてどう考えるべきなのかという基本がないと、われわれなぜこんなことを言うかというと、さっき日程を承りましたが、いつものFX選定のときにそうであるように、そのときになったのでは遅いんですよ、政治が絡んだりするから。本当に専守防衛というものを、私は立場は皆さんと違うけれども、国民の税金を使う限りはそう簡単に無責任なことは言えない。だとすると、その衝に当たる方々が純粋に物を考えて、航空防衛構想からいってこうなるんだという、そこがはっきりしておらないと、とかく政治がらみで物が動いてしまう。これが困るから、こういうことを前から何遍も言っておる、くどいようだけれども。また、最近シュレジンジャー氏が来て、野鳥か何か知らぬけれども、そこらをめぐって、いまおやめになったけれども、EC四カ国に売り込んだ実績もあるわけですから、きな臭い話もないわけじゃない。そういうことでは困るから承っているので、そこの原則というのは一体何なのか、そこをまずはっきりしてほしいのです。いかがでございますか。

発言情報

speech_id: 107604889X01019751216_025

発言者: 大出俊

speaker_id: 17168

日付: 1975-12-16

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会