大出俊の発言 (内閣委員会)

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○大出委員 新しい情報がないと言うが、私は物理的にできない。たくさん調べてみましたが、資料をいっぱい持っておりますが、どこからどういうふうに——私もこのFX問題初めてでございませんから、F4のときにもずいぶん苦労して調べたことがあります。今回もずいぶん調べてみましたが、どこからどういうふうに調べていってみても——時間がありませんからもう申しませんが、どう考えてみても物理的に不可能である。だから新しい情報がないのはあたりまえ。たまたま九月でございますか、ゼネラル・ダイナミックスのベッグスという副社長さんお見えになって、ホテルオークラでございますか、何回か記者の諸君だとか、これは防衛庁もおいでになったのですかな、ここで同じ大きさのパネルを持ってきて宣伝をされたという話がいろんなものに書かれておりますが、その中で全天候性だということを強調したというんだが、その信憑性ということになりますと、どこから考えても、いまお話がすでに出ましたけれども、これは今日のままであれば物理的に不可能である。また丸山さんの方の話では情報がないと言う。とすると、現時点では全天候性は持てないもの、こういうふうに考えなければならない。その場合問題があるのは、それでもなおかつF16を採用するという可能性があるのかという問題であります。AWACS、空中指令機かなんかをということになってみても、日本が購入しようとする、たとえば二百機買うにしても百機買うにしても、機数で指令機をそれじゃ考えろとなった場合に、単価からいくと15を買ったって14を買ったってそう変わらなくなっちゃうのです。これはフライアウエイ単価というのはいま明らかになっておるようでありますけれども、それと計算してみて合わない。そうすると、ほとんど変わらなくなってしまう。そういうばかなことを考えるはずはなかろう、この点が第一。考える余地があるとおっしゃるならそう答えていただきたいのですが、いまの御答弁ならそれはないというように思う。
 そうするとあと一つ残るのは、ハイ・ロー・ミックスという、これはつまり日本の航空自衛隊という枠内のみならず、米軍、韓国を含めまして、そういう意味のハイ・ロー・ミックスという余地があるのかという。シュレジンジャー氏が韓国においでになって、日本に来られて、その間のいきさつ等々を書いている記事もございます。この中では、韓国の空軍にF16を持たせる、日本の自衛隊にはF15なら15にする。そうすると、日本の空軍のF15と韓国の空軍のF16とのハイ・ロー・ミックスだという、こういう流れ方が一つある。いやそうじゃないんだ、日本の航空自衛隊にF16といったらF16を持たして、米空軍はF15を持って装備するわけだから、そうすると米空軍のF15と——海軍は14だけれども空軍は15なんだから、そうすると直接的に航空自衛隊との関係で言えば、アメリカの空軍と日本の航空自衛隊なんだから、坂田さんがしきりに進めておられる日米協力というのも、空で言えば米空軍と、つまり要撃、迎撃という意味ならば米空軍と日本の航空自衛隊との関係のすり合わせなんですから、なら、こちら側がF15を持つとすればこちら側はF16でいいという、そういうハイ・ロー・ミックスはあるのか。つまりF16を日本で、全天候性を持たないという前提で採用する可能性があるかという、そこを聞きたい。いかがでございますか。

発言情報

speech_id: 107604889X01019751216_029

発言者: 大出俊

speaker_id: 17168

日付: 1975-12-16

院: 衆議院

会議名: 内閣委員会