永井道雄の発言 (文教委員会)
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○永井国務大臣 いわゆる国会での答弁で、検討すると言うだけで事実上運ばないということは、非常に不適切なことでございます。
そこで、問題の共同利用研究所につきましては、ただいま木田局長から御答弁申し上げたとおりでありますが、それでは運営をわれわれが考え、また先生御指摘になった方向で努力していないかというと、そうではなくて、これは教援、助教援の場合でございませんけれども、一例を申し上げますと、大阪の国立民族博物館の場合、大学院教育に協力するという問題につきまして、梅棹所長とずっと話し合いを続けまして、その結果、梅棹所長からすでに発表になりました。それは何であるかというと、同博物館と関係大学との間で大学院教育への協力について話し合いをした結果、昭和五十一年度から同博物館には大阪大学及び関西学院大学から大学院生を受け入れ、民族学に関する研究指導を行うことに合意した。このため、同博物館は、大学院生受け入れのための受託学生制度を設けることの検討を開始し、特に国立の研究機関に私立大学の大学院生を受け入れて教育をすることは、国立と私立の連携を促進するという観点から意義深いと考えている。この受託学生制度の具体的内容については、博物館として検討中であるが、すでにその大綱は決定しているということで、十一月十三日付梅棹所長から大阪で記者会見をされました。これは、実は梅棹所長にもお願いを申し上げ、具体的な運営において、この場合は研究のための教育でございますが、関西学院大学という具体的な私学でございますが進めていく。こうしたものが一つの例になりまして、私は事実上検討すると申し上げていたことが積み重ねられていく。そうしたことは、次第にいわば常識的な慣行になっていくという方向で、私たちはいままである程度の努力を申し上げてきた。その御報告を申し上げて、単純にただ検討して、あとは運営でございますというので、何にもしないという考えではなく、先生の御指摘の点というものをいまのような方向で進めてきている一例として申し上げたわけでございます。