福田赳夫の発言 (物価等対策特別委員会)

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○国務大臣(福田赳夫君) 確かにわが国の物価は、狂乱の前後ですね、これは大幅に上がっちゃったんです。ですから昭和四十五年を一〇〇としてというようなことになると、諸外国よりはかなり上がるということになったんですが、今日の時点におきましては、大体先進諸国の水準になってきておるわけです。ただ、物価が下がるんじゃないんです、これは。その上がる率が下がってきたと、こういうことでございます。私は消費者物価が上がる要素といたしましては、一つは賃金という問題があります。これはすぐ消費者物価に影響をしてくる。それからもう一つは海外の要因。資源有限時代なものですから、どうしてもわが国の必要とする資源、これは高くつくような状態になってきておる。それからもう一つは公共料金なんです。公共料金もずっと抑えてきた。しかしこれを抑えっぱなしにしておくわけにいかぬ。そこで逐次その手直しをしなきゃならぬ。これもかなりのおもしになるわけであります。そういう要素が重なり合いまして、これからの物価というものはそう容易なものじゃない、かなりの努力をしなければ国民に安心していただけるような状態にならぬと、こういうふうに考えておりますが、五十年度、つまり来年の三月末の時点ではとにかく一けた台に持っていきたいと思っております。いま十一月の時点では八・八と、こういうふうになってきたんですが、ところが酒やたばこの値上げの問題、これがあります。それからまだ麦の問題というのもある。そういうのが物価にすぐ響いてくる。こういうようなことでありますので、なかなか楽観は許しませんけれども、まあとにかく一けた台を本年度は実現したい。それから来年度につきましては、ただいま申し上げましたようないろんな要素があるわけです。海外の物価がどうなるか、春闘がどうなるか、またさらには公共料金をこれから方針を決めなきゃなりませんが、どの程度になるか。その中で、私どもが直接的に影響力を持ちますものは公共料金なんです。公共料金は物価政策とにらみ合わせながら決めなきゃならぬと、こういうふうに考えておりますが、まあいろいろ努力をいたしまして、来年は、まだ閣議で政府の意見として決めておるわけじゃありませんけれども、まあことし九・九だということになれば、それはその辺からさらに二%ぐらいは下げられるようにしたいものだなあと、こういうふうに考えているんですが、これは数日中に政府間の意見を統一をいたしまして、そしてこれを国民に明らかにしたい、こういうふうに考えております。

発言情報

speech_id: 107615061X00219751217_009

発言者: 福田赳夫

speaker_id: 20078

日付: 1975-12-17

院: 参議院

会議名: 物価等対策特別委員会