喜多村治雄の発言 (物価等対策特別委員会)
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○政府委員(喜多村治雄君) 確かに先生の御心配の点は私どもも心配している点でございます。ただ四十八年に麦を上げましたときに、私どもが考えていた以上に相当大幅な値上がりがあったということは確かでございますが、これはちょうど四十八年の十二月でございましたために、ちょうど狂乱物価のさなかでございました。したがって物皆上がる中で上がりましたために、この分が小麦を上げた分であるという分類がなかなかしづらかったというのがございますが、いずれにしてもそれを契機にして上がった事実は否定いたしません。しかし、今回になりまして、その値上がり率がどうかということを私たちもずいぶんと精査しております。まず麦を申し上げます前にお米につきましてでございますが、この前一九%値上げをお許しいただきましたが、九月以降私たちは米を一九%上げると〇・七ぐらいに出るだろうというようなことを申し上げておりました。それが十一月の東京の物価指数にちょうど〇・六八ぐらい出ております。まだこれはこれからも出るかもしれませんけれども、少なくともお米に関しましては、私どもが予想いたしました程度で推移しているということでございます。それは現在の段階が、先ほど大臣からは現在の物価の事情を御説明申し上げましたときにお話ありましたように、比較的鎮静しておりますので、需要の方が鎮静しておりますので価格を上げづらい環境にあるということが一点ございます。したがって、昭和四十八年の十二月のようなことはないのではないかということが一つございます。そのほかに、実は私どもは売り惜しみ、買い占め防止法でありますとか、あるいは生産必需物資の価格調査等を、あれを契機にいろいろやっております。たとえば食パンでありますとか、小麦粉でありますとか、干しうどん、即席ラーメン、しょうゆというようなものにつきましては、すでに県段階あるいは食糧事務所段階でいろいろ調査もいたしておりますし、ある意味では監視もしております。それで一番困りますのが、やはりそういう監視の場から逃れておりますかけうどんでありますとか、中華そばでありますとか、外食食堂の関係でございます。これは確かに麦を上げますと、なぜ、何といいますか、麦を使わないものまで上がるのかというような疑問もありますんですが、かけうどん、中華そばを契機といたしまして、親子どんぶりも上がってしまうというような感じがございます。そこのところは私たちは非常に残念に思いますけれども、今度はひとつその業界の方に協力の要請をいたしますと同時に、今度は食糧事務所を通じまして、この点についても終始監視をしていきたいというように考えております。したがいまして、外食食堂を除きますれば現在のところ大体平静に需要が推移しておりますので、それほど大きな便乗というようなことはないのではないか、もしありますればとがめ立てをしたい、こういうふうに思っております。